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695.お取越しをお勤めしています

20201127御絵伝s    20201127御絵伝 (2)

  11月に入ってからお取越しのお勤めにご家庭に伺っています。
 お取越しは、ご家庭でお勤めする親鸞聖人のご法事です。先日の報恩講でご講師からお伝えいただいたように、親鸞聖人のご遺徳をしのぶお勤めは、本山や寺院では御正忌報恩講として毎年勤められていますが、ご家庭で勤められるものはお取越しと呼ばれています。聖人のご命日の1月16日(新暦)より前に(取越して)勤められることからこの名前になったものです。

 ご門徒さんとは、法座にお参りいただくか、法事のお勤めに伺うことがないと、一年間に一度も顔を合わせないということになります。従って、このお取越しのお勤めでご家庭に伺ってお話をすることは、大変貴重な時間だということにもなります。
 お取越しの当日は、お正信偈をご一緒にお勤めし、御文章をお読みします。そのあと限られた時間ですが、ご家族のお話を伺い、寺の様子をお話しするようにしております。かつては子供さんだったお孫さんが、高校生になり、社会人になられたというお話を伺うと、ご一緒に成長をみているようでうれしくなります。またお互いに年を重ねましたねえ・・・というような話題にもなります。

 そんな中での今年の話題の中心は、やはり新型コロナウイルスです。
 ご家族や知人に感染した方がおられるという話はありませんが、仕事や学校、地域で様々な影響が出ており、日常生活が従来とは違ったものになったということをここでも実感させられています。

 それともう一つ大きな話題は、トビイロウンカによる稲作への被害です。
 ちょうど米の収穫期にトビイロウンカという害虫が大量に飛来(中国から飛来したのだそうです)し、イネに甚大な被害をもたらしました。前日には元気に稲穂を輝かせていたイネが翌日には被害にあって中心部で円形に倒れているという姿をあちらこちらで見ました。
 被害は西日本で多く、山口県でも西部に多く発生しているということです。苗を購入し、田植えをし、肥料を与え、水を管理してようやく収穫期になったその最後でこの被害に遭われたことになります。

   20201127米被害s
  9月下旬に万倉地区で撮影した田の様子です。右に円形にイネが倒れているのが見えますが、これがトビイロウンカの被害に遭った部分です。例年ですと、イネが実った田の周りを鮮やかなヒガンバナの花が縁どって、この時期を象徴するような風景になるのですが。

 ご門徒さんには稲作をしておられる方が多く、お話ししていますと、飯米(自家で使われるお米のことです)もとれなくて初めてお米を買ったよ、と言われた方もありました。この被害がなくとも、稲作をやめようか、と考えられている方が多い中、この傾向に拍車がかかるのではないかと気がかりです。
 そのような中、報恩講でお鉢米をお供えしていただき、お取越しでもお米や野菜をいただきました。ありがたく、もったいないことです。

(写真左は今回お取越しで出会った御絵伝の軸、右は以前掲載した御絵伝です。)

 今回の御絵伝は、開が迫地区の今橋政雄さんのお宅のもので、右の御絵伝(宇内地区の志賀慎次さん宅のものです)をご紹介した際、もう一つ御絵伝があります、と言っていたものです。描かれた図柄は同じもののように見えます。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)
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