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671.最近の話題(52):ミツバチの巣

20200904ミツバチs  20200904ミツバチ2s 

  今年になってから気になっていたのですが、本堂の4か所に蜂の死骸が多く見られるようになっていました。始めはそんなに多くなかったのですが、その数がどんどん増えていくように思われて、宇部市の支所に相談をしました。

 8月28日に、支所から紹介いただいた業者の方に来ていただき、現場を見てもらいました。その結果、これは本堂の天井裏にニホンミツバチの巣があって、それをスズメバチが襲い殺されたミツバチの死骸なのだそうです。「明日巣を処理しましょう」ということになりました。

 8月29日、境内周辺の草刈りをお願いした日の夕刻、二人の方がおいでいただき、天井裏に上がってもらって処理をしていただきました。
 2時間半の作業の結果、大きなミツバチの巣が1つあってこれを取って下ろしたので、もうスズメバチが襲うこともなく死骸が落ちることもないでしょう、ということになりました。 
 そのミツバチの巣は、写真にあるような大きなもので、蜜を蓄える層(ハニカム状でした)が何重にも重なるものでした。
 翌日8月30日の朝、確認に行きましたが、蜂の死骸はありませんでしたので、この作業が有効なものだったようです。

 その業者さんからお聞きしたハチに関するお話しはなかなか興味深いものでしたので、少しご紹介します。

 まず、日本で一般にみられるにミツバチには、本堂に巣をかけていたニホンミツバチとそれとは別種のセイヨウミツバチの2種類があり、いわゆる養蜂にもこの2種のミツバチが使われているということです。現在では、セイヨウミツバチの方が優勢で、ニホンミツバチが圧迫を受けて少なくなりつつあるのだそうです。
 一方、ミツバチを襲うスズメバチは、ハチの蜜はもちろん、動物や昆虫も食材にしているということです。ハチは蜜を食べて生きているのだと思い込んでいましたが、これは間違いだったようです。スズメバチはミツバチを攻撃して捕獲し、巣に持ち帰ってこれを噛み砕いて食用にするということもあるそうです。
 これに対して、ミツバチも反撃方法を持っていて、侵入してきてスズメバチに多くのミツバチがとりついてミツバチ自身が発する熱でスズメバチを殺すという不思議な方法を使うのだそうです。蜂球(ほうきゅう)という行動で、スズメバチが高温に耐えられないことを利用した「戦法」なのですが、それができるのはニホンミツバチの方でセイヨウミツバチはそれができないのだといいますから、不思議です。

 ミツバチを襲うスズメバチは仲間でミツバチの巣に関する情報を共有していて、今回のようにミツバチの巣を撤去しても、ミツバチの巣がなくなったという情報が行き渡るまでしばらくの間は、スズメバチが巣を求めてうろうろすることもあるのだとも教えていただきました。要注意です。

 宇部市は、このスズメバチの巣を撤去する作業に補助金を出しているのだそうですが、今年は例年になくその作業の依頼が少なく、予算が残っているのだそうです。長雨、猛暑あるいはほかの原因があるのか、よく分からない、と業者さんは言っておられました。

 (写真左は、本堂外陣にあったミツバチの死骸です。右は、今回撤去していただいたミツバチの巣です)

 そういえば、以前ミツバチの死骸の間に大きなハチの死骸を見つけたことがあるのを思い出しました。ひょっとしたら、これは「蜂球」によって攻められたスズメバチの死骸だったのかもしれません。
 ついでにもう一つ、ミツバチの巣の蜂蜜はそのまま食べると危険だと、業者さんに教えていただきました。雑菌が混じっていたり、毒のある花の蜜を集めていることもあるからだということです。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)
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