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638.最近の話題(48):コンニャクの花に遭いました

20200511コンニャク    20200511コンニャク2

  先日、寺の近くでコンニャクを育てておられるご門徒さんの畑で、コンニャクの花に初めて会うことができました。

 もう10年近く前になるのですが、スマトラオオコンニャク(ショクダイオオコンニャク:燭台大蒟蒻)という植物の花が咲いたというニュースを見たことがあります。この植物の高さは3メートル以上にもなり、花は数年に一度、それも2日間だけ咲くということでした。咲くと受粉を目的に昆虫を集めるために臭い(人間からすると腐臭だそうです)をまき散らすのだそうです。そんな姿を一度見てみたいと思っていましたが、これは実現していません。

 もう一つ記憶の奥にあるのですが、約40年前に高知県でコンニャクを栽培している広い畑を見たことがあります。そこには葉だけがあったような記憶なのですが、「これがコンニャクです」と教えてもらったことがありました。食物としてのコンニャクとその植物が結びつかないような感じをもったことを覚えています。

 そんなことから、コンニャクの花を見たいと思っていたのですが、これが今回実現したのです。
 以前から花を見たいと言っておりましたので、ご門徒さんから「花が咲きそうですよ」という連絡をいただきました。それが4月25日でした。その日から、毎日、ときには朝と夕方、持ち主のご門徒さんがおられない留守中でも「もう咲いたかな」と畑を覗きに行きましたが、それでもなかなか咲きませんでした。

 それが5月4日、咲いていた(閉じていた襟巻のような部分が開いた)のです。前日は雨で当日は気温が上がっていましたので、これはひょっとすると、という予感もありました。
 畑には花をつけた株が11ほどありました。ご門徒さんによりますと、今年はたくさんの株に花が咲いたということでした。
 コンニャクの花というのは、これがちょっと不思議な形、不気味なと言ってもいいような形をしています。中央に小さな花が集まった肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれる柱状の部分を持ち、その周りを仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる襟巻状のものが取り巻いているのです。きれいな、とか華麗ななどとは程遠い花なのですが、ようやく出会ったこともあって、親しみを感じて見入ってしまいます。

 解説書を読みますと、栽培されているコンニャクは5,6年で花をつけるとありました。花をつけるときには葉は出ず、開花したあとその株は枯れるのだそうです。

(写真はコンニャクの花です)

 肉穂花序、仏炎苞はサトイモ科に共通の特徴なのだそうです。ミズバショウやカラー、アンスリウムなども同じサトイモ科の植物で、確かに似通ったところがあります。
 ついでに、生物の学名は二分法といって、属名と種小名で表記されるのですが、コンニャクはAmorphophallus konjacという学名を持っています。種小名の「konjac」は日本語のコンニャクから来ています。一方、属名の「Amorphophallus」はギリシャ語由来で、amorphos(畸形)+phallos(陰茎)からきているそうです(これは余計なことでした)

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に新しい記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)
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