FC2ブログ

591.最近の話題(36):絵本シリーズ「親鸞さま」(弁円済度)

  20191122絵本s 20191122絵本2s

 11月に入ってからお取越しのお勤めに伺っています。先日、山根裕さんのお宅でお勤めをしました時に、「弁円再度」の話題がもう一度でました。

 以前このブログでもご紹介しましたように、山根さんのお宅には「弁円済度」の場面を描いた掛け軸があります。御絵伝ではなく普通の掛軸なのですが、弁円が親鸞聖人の前で跪いている場面が描かれたものです。

 今回のお取越しでは、本願寺絵本シリーズの第1巻「親鸞さま」という絵本が話題に上りました。
 当日、山根さんの娘さんが「この絵本にも弁円さんの話が載っていることに気づきました」と絵本を持ってこられました。その絵本は、息子さん(裕さんのお孫さんに当たります)の初参式の際に「記念の品としていただいたもの」だということでした。息子さんの初参式ですから、もう30年近く前のことです。

 その弁円済度の場面は、先頭に載せましたイラストに次の言葉が添えられています。

 「親鸞さまは『弟子は一人ももちません』と、同じ念仏をよろこぶ兄弟として人々に接しましたので、念仏に生きるともの集りが大きく広がっていきました。
 しかし、これをよろこばない人もいました。まじないやうらないなどの迷信をすすめていた山伏の弁円です。弁円はおこって親鸞さまをころしてしまおうと、山でまちぶせをし、ついには庵にまでおしかけました。親鸞さまはいつもとかわりないようすで、話をこころよくお聞きになりました。
 弁円は、親鸞さまのかざりけのかいお人がらや、お念仏に生きるやさしさときびしさにふれ、ふかくこころをうたれました。そして、親鸞さまとともにお念仏をよろこぶようになりました。」

 親鸞聖人と弁円の出遭いの逸話に30年を超えて再会されたということになります。

 この絵本は手元にありませんでしたので、一時お借りして読ませていただきました。

 この「弁円済度」を始め、「六角夢想」や「信行両座」、「信心諍論」の逸話も取り上げられていて、御絵伝に基づいた記述になっていますが、御絵伝には取り上げられていない、衆生救済のために三部経の千回読誦を始められ途中で中止されたという逸話やそのことを17年後に思い出されたこと、善鸞義絶の経緯なども記されていて、子供さんには少し難しいかもしれませんが聖人のご生涯とみ教えを学ぶことができる本になっています。

 興味を持ちましたのは、この絵本では親鸞聖人は越後国で恵信尼公と結婚されたとされている点です。
 私は聖人は京都で結婚されたものと思っていましたが、ご結婚の時期についてはいまでも様々な議論があるようで、京都で結婚されたとする考えはかつては有力な説ではなかったのかもしれません。

(図の左は、「弁円済度」を記したページ、右は、絵本の表紙の部分です)

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に新しい記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)

スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

カウンター
カテゴリ
検索フォーム
リンク
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR