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54.ご存知ですか(6):お仏壇(2)


20141003仏壇1
    20141003仏壇2

 「ご存知ですか」は前回で「浄土真宗の教章」を終えましたので、今回はもう一度「お仏壇」に戻ります。

 前回の「お仏壇(1)」ではご本尊と脇掛について見ましたが、今回は「お仏壇(2)」として「荘厳(しょうごん)」について見ていきます。
 荘厳とは、お仏壇のお飾りのことを言います。

 お仏壇には、仏具を置く場所として、一番上の段の上卓(うわじょく)、下にあります前卓(まえじょく)、それと机に似た形の経卓(きょうじょく)があります。
  いずれも、「卓」は「じょく」と読みます。以前、「焼香」の時に出てきた焼香卓(しょうこうじょく)も同じです。

 この前卓には、左に花瓶(「かひん」と読みます)、右に蝋燭立(ろうそくたて)、中央に香炉(こうろ)という三つの仏具(三具足:みつぐそく)を置きます。この灯、香、華は、阿弥陀如来の智慧と慈悲を表す大切なお飾りとされています。
 
 花瓶には、買ってきたものでなくて結構ですので四季おりおりの花を生けましょう。その場合、とげや毒のある花、造花などは使わないようにしています。
  香炉には金香炉と土香炉があるということは、「焼香」のところでご説明した通りです。

 また、上卓には華瓶(けびょう)を左右に一対置き、中央手前にに火舎(かしゃ)と呼ばれる香炉の一種、奥に蝋燭立の四つの仏具(四具足:しぐそく)を置き、お仏飯をお供えします。
 華瓶には水を入れて、樒(シキミ)などの青木を挿します。この水はお浄土の清らかな水を表していると伺いました。
 お仏飯は阿弥陀如来からいただいたお恵みに感謝してお供えするもので、ご飯を炊いたときにはまずお仏壇にをお供えします。お仏飯は、ご飯を高く盛って(ハスのつぼみを模したものだと言われています)上卓にお供えし、昼までにはお下げしてご家族でいただいて下さい。  

 経卓はお経本を置く場所です。
 ご門徒さんのお宅に伺いますと、この経卓に花瓶や蝋燭立、香炉、マッチ、線香などが置いてあることがありますが、経卓の上に置くのはお経本だけにします。
 経卓の左には御文章箱に収めた御文章を、右には小鏧(しょうきん:「おりん」とも呼ばれます)を置きます。

 ご法事や報恩講(おとりこし)、お盆、お彼岸などの改まったお勤めの場合には、上記の三具足のうち、花瓶(外側)と蝋燭立(内側)を一対に変えて五具足(ごぐそく)とし、打敷(うちしき)という三角形の布を卓に掛けることがあります。

 お仏壇には様々な形や寸法のものがありますので、仏具を置くスペースが足りない場合などは、一部を省略していただいても結構です。ただその場合でも、灯、香、華の三具足とお仏飯はお供えするようにしましょう。

 また、お仏壇は阿弥陀如来のお浄土の姿を表わしたものであり、ご本尊として阿弥陀如来(またはお名号)を安置する場所ですから、次のようなものはお仏壇の中には置かないようにしましょう。
  他宗教や他宗派の仏像、お札、お守りなど。
  故人の写真。写真を飾る場合は、お仏壇の外、たとえば長押や床の間などに置きます。
  故人の位牌。故人の法名などは過去帳に記して、お仏壇内に置くか経卓の引き出しに収めるようにします。
  水、酒、たばこなど。故人が好きだったものでも、お仏壇の中には置かないようにします。

(写真は、寺のお仏壇です)

 左は全体の写真です。丸で囲ってありますのが上から上卓、前卓、経卓です。
 右は上卓の写真です。このお仏壇には、上卓と前卓の間にお供えものを置く段がありますので、餅と果物をお供えしています。  

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に新しい記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)

 
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