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567.掲示を変えました

20190830掲示s  20190830掲示2s

 これまで、時々ご紹介をしていましたが、屋外の2か所および本堂の掲示で、次回の法座のご案内と「ことば」を掲示しています。昨日、9月1日の秋の法座の準備としてその掲示内容を変えました。

 法座のご案内は11月10日にお勤めします報恩講のご案内、今回の「ことば」は次の言葉にしました。

 「憎い人、はいない 『憎い』と思う  私がここにいる」
 (この言葉は、ネットで出遭った言葉から一部を変えて使わせていただいています。)

 この言葉に出遭って次のようなことを感じました。

 「私たちは、いつも私たちの周りにいる人について評価をします。人だけではなく物についてもそうですが、「良い悪い」、「好き嫌い」などプラスの評価、マイナスの評価を下します。
 しかし振り返ってまますと、どんなときでもいい人、逆にいつでも悪い人、という人もいないということに気づかされることがあります。私にいつも辛く当たっていた人が、思いかけず優しい一言をかけてくれた、というようなこと、また逆のケースなどを経験することがあります。

 このようなことが起こる背景として、一つにはその対象となる人が変わるという面があります。人は時々刻々に変わり続けています。私の思惑とは別にそれが私にとってよいことなのか、悪いことなのかとは関係なく、人は変化していきます。「この人はいい人」と思った時には、その人はもう別の人になっているのかもしれません。

 そしてもう一つの原因は、対象となる相手が変わるだけではなく、私自身も常に変わっていくということがあります。気にいっていた相手がそうでもなくなるということはTVのドラマだけではなく私たちにも起こりますが、その要因は私自身が変わったということもあり得ます。

 変化し続ける私が同じく変化し続ける人を評価するのですから、その関わり方は常に姿を変えていきます。
 そのような中で間違いのないことは、私が下す判断や評価は、その中心にいつも「私」が据えられていること、常に「私にとってどうなのか」ということに基準があるということです。変わり続ける私が、その「私を中心」にして、これまた変わり続ける周りの人を評価、判断していることになります。
こうしてみると、「あの人はよい人」と言えることがあったとしても、その「よい人」はたまたまその時の私にとってよい人であっただけかもしれません。次の瞬間にそのよい人は姿を変えるかもしれませんし、私自身が変わるかもしれません。そこで間違いなく存在しているのはその時「よい」と思っていた私だけだということになります。

 「あの人が憎い」と言っている場合も、その時そのように判断した私だけが残っているということになりそうです。相手も変わり、私自身も変わっていくのですが、厄介なことは、その私はその判断に囚われてしまいそこから踏み出すことが難しい、ということなのかもしれません。特に相手によくない感情を抱いた場合がそうでしょうか。

 私たちはそのような状況から抜け出ること、自分を中心にして考え人を評価することをやめること、その評価にとらわれることをやめること、ができればいいのですが、これはどうも難しいように思われます。
 私たちが逃れることが難しい、代表的な煩悩に「貪欲(とんよく:むさぼり)、瞋恚(しんに:いかり)、愚痴(ぐち:おろかさ)」があると教えていただきました。これらの煩悩の背景には、自分を中心に考える、それにとらわれるということがあって、私たちがこれらの煩悩から自由になることは、極めて難しいことのように思われます。
 しかし、私たちが自分中心にものごとを考えることから自由になることは難しいことだとしても、私たちがこの煩悩に囚われてしまう存在であること、に気づくことはできると思います。人の評価をするときに、その評価は自分中心になっているのではないか、一度下した判断ににこだわっているのではないか、と立ち止まって思いなおすことはできると思います。

 難しいことかもしれませんが、いつでも「自分中心になっていないか」と振り返ってみることができるということは大切なことだと改めて思います。」

(写真は、本堂の掲示です)

 雨で屋外の掲示の入れ替えができずにおります。今日にはやらねば・・・・です。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください) 
 
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コメント

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No title

確かに、おっしゃる通りだと思います。
しかし、丸山議員の戦争発言などに対処するには、この考え方では収まりがつきません。
どのように処すればよいか、ご教示をお願いします。
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