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552.夏法座をお勤めしました

20190707夏法座集合写真

 昨日7月7日、ご講師に中山和泉師をお迎えして夏法座をお勤めしました。梅雨に入っていましたが、快晴の天候に恵まれました。

 ご講師はお話しの中で、『教行信証』の総序の最初の次の御文を紹介されました。
「ひそかにおもんみれば、難思(なんじ)の弘誓(ぐぜい)は難度海(なんどかい)を度(ど)する大船(だいせん)、無礙(むげ)の光明は闇(あん)を破(は)する恵日(えにち)なり」
(わたしなりに考えてみると、思いはかることのできない阿弥陀仏の本願は、渡ることのできない迷いの海を渡してくださる大きな船であり、何ものにもさまたげられないその光明は、煩悩の闇を破ってくださる智慧の輝きである)

 ご講師は、その後で、お母さんが外から帰ってきた子供さんに残された次のような書置きを紹介されました。当時はイモがおやつだったのでしょう。
 「おかえり、かあさんははたけにいます、(そこにある)イモをたべたらはたけにおいで」

 外から帰ってきた子供さんは、この書置きを読んでほっとした気持ちになったことと思います。子供さんは一人で外に行っていたのでしょうから、不安や寂しさがあったでしょう。帰ったらお母さんに会える、と駆けるようにして自宅に向かう姿が思い浮かびます。でもお母さんは自宅にはいませんでした。その代わりにこの書置きがありました。
 そこにはいないけれど、お母さんは自分のことを気にかけていてくれる、自分のことだけを思っていてくれる、そして自分のことを畑で待っていてくれる・・・・ひょっとしたら、家にお母さんがいたのよりもずっとお母さんが自分のことを大切に思っていてくれると感じたかもしれません。

 親鸞聖人が『歎異抄』に記されたお言葉、
「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、ひとへに親鸞一人がためなりけり」
(阿弥陀仏が五劫もの長い間思いをめぐらしてたてられた本願をよくよく考えてみると、それはただ、この親鸞一人をお救いくださるためであった)
 も思い浮かびました。

 このお母さんが子供さんのことを思うように、阿弥陀さまも私一人を大切に見護り、見捨てることはない、とお誓いいただいたのだと、お聞かせいただきました。しかし、その私の方はというとどうでしょう。この子供さんがお母さんのことをいつも慕っているほどに阿弥陀さまのことをお慕いしているのだろうか、ともう一度振り返させられる思いがしました。
 
 午後には、7名の方と一緒に勉強会を持つことができました。
 当日はお斎がありませんでしたので、お握りを準備し井上愛子さんが作られたお漬物と一緒にいただきました。そのお握りのお米がおいしいくて、一同「これはうまい」から始まり、「どこの米がうまい」「うまいコメの見分け方」などと話が盛り上がり、キュウリやダイコンのお漬物と一緒においしくいただきました。
 それから、これも井上さんから差し入れしていただいた、吉部の伝統のお菓子「竿まんじゅう」も一緒に味わいました。以前もご紹介しましたように、この「竿まんじゅう」は「おいでませ吉部」で製造販売されている郷土のお菓子で、現在は毎月第一日曜日だけ販売されているそうです。ちょうど、当日がその販売日に当たったことになります。

 その勉強会は、今回から『仏説阿弥陀経』についてご一緒に学ぶことにしました。
 当日は、「お経とは?」「お経はどのようにして伝わった?」に続き、『仏説阿弥陀経』の概要について学び、最初の「如是我聞」の部分を学ぶことができました。

 勉強会の最後に皆さんにお願いをしたのですが、この勉強会を通じて、お経についての知識をつけるのではなく、お釈迦さまが私たちに伝えたいと説かれたことをお経から直接に聞かせていただきたいと思っております。

    20190708スモークツリー1     20190708タラヨウ1
 上の写真左は当日の阿弥陀さまの前のお花です。岩崎勉さんからスモークツリーとニシキギをご寄贈いただきました。有難うございました。
 右は勉強会で皆さんにご紹介したタラヨウ(多羅葉)の葉です。モチノキ科の植物で、先端が尖ったものを使って写真のように葉の裏に字を書くことができます。紙が貴重品だった時代には紙の代わりに使われたそうです。以前にもこのブログでご紹介ましたようにインドでお経を記した貝多羅葉(ばいたらよう)というヤシ科の植物があるのですが、用途がそれに似ているところからタラヨウという名前になり、「葉書」の語源だとされています。そんなところから別名は「郵便局の木」、小野の郵便局に植えてあった木から葉を3枚いただいてきました。

(写真は、恒例の集合写真です)

 好天のもと、明るい向拝で撮影することができました。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に新しい記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)
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