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469.最近の話題(17):「半分、青い。」

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 NHKの朝の連続ドラマをご覧になっていますか。現在放送されている「半分、青い。」の視聴率は20%を超えているといいますから、5世帯に1世帯の方が観ておられるということになるようです。
 先日放送された場面で印象に残るものがありましたので、ご紹介したいと思います。

 最初にドラマのあらすじを記しておきます。
 ヒロインは楡野鈴愛(にれのすずめ)といい、永野芽郁(ながのめい)さんが演じています。彼女は、最初は漫画家を目指していたのですが、漫画家への道は途中で諦めます。その後様々な経験をするのですが、その過程で、同じ町で同じ日に生まれた男の子萩尾律君(佐藤健さんが演じています)を始め多くの人と関わりながら成長していく姿が描かれます。

 先日放送された回で、鈴愛の母親、晴さん(松雪泰子さん)が癌になって緊急に手術を受ける様子が描かれていました。手術は成功したのですが、その後に医師が晴さんに5年後の生存率が50%だと告げる場面がありました。
 これに対して晴さんの主人宇太郎氏(滝藤賢一さん)は、医師に向かって、家族に言うのならまだしも直接本人に生存率が50%だなどと告げるのはけしからん、本人が悩み苦しむではないか、と怒ります。

 しかし、それを聞いた晴さんの受け止め方は違っていました。
 晴さんは宇太郎氏に、「5年後の生存率が50%だということを聞いてから、私はいろんなことに幸せを感じるようになりました。朝元気に起きることができ、人に会って話ができることがこんなにも幸せなことなんだと感じるようになりました」(セリフとは違っているかもしれませんが)と言います。
 5年後に生存できる確率が50%だということを、宇太郎氏は苦悩や絶望につながる、ととらえていたのに対して、晴さんはそれを知ることによって、これまで当たり前だと思っていたことが、本当は幸せを恵まれていたことなのだと、気づいたということになります。決して絶望や苦しみの原因ではなかったのです。

 考えてみますと、私たちも間違いなく命終わる生を生きています。
 しかし晴さんとは違って、私たちは5年後の生存率が何%と聞かされてはいません。平均余命というのがありますが、これも余り我がこととは受け止めていないように思います。余命や生存率がはっきりしていないことを幸いに、私たちは、必ず命が終わる存在であるということは忘れようとしてしまいます。生きることが大切で、それが終わりになる死については考えたくない、逃れたいもの、と考えてしまいます。
 そうすることによって、私たちは口では「生きることが大切だ」と言いながら、実際はその限りのある生を晴さんのようには大切なものだと受け止めることなく生活をしているのではないか、そのようなことを改めて考えさせられる場面でした。

(写真左は主人公の鈴愛と晴さん、右は宗太郎氏と晴さんです。ネットから借用したものです)

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に新しい記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)
 
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