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442.『阿弥陀経』を読む(69)「弥陀経讃(4)」

20180618ハコネウツギ2  20180618ハコネウツギ3

 「第4首」 諸仏の護念(ごねん)証誠(しょうじょう)は 悲願成就(じょうじゅ)のゆゑなれば 金剛心をえん人は 弥陀の大恩報ずべし

 「訳文」 あらゆる仏がたが念仏するものをお護りになり、その教えが真実であると証明されるのは、大悲の願が成就したことによるのであるから、決して壊れることのない信心を得ている人は阿弥陀仏の大いなるご恩に報いるがよい。

 前回の第3首で、親鸞聖人は、十方の数限りない仏がたがお釈迦さまのみ教えは間違いないものだとされ、それを信じるようににとお勧めになるとお伝えいただきました。聖人は、その念仏を信じる心は、私たちの力で起こるものではなくて、阿弥陀さまが誓われた「大悲の願」が成就したことによるのだと説かれます。

 この「大悲の願」は48願のうちの第17願にあたります。第17願では次のように誓われています。
 「たとひわれ仏を得たらんに、十方世界の無量の諸仏、ことごとく咨嗟(ししゃ)して、わが名を称せずは、正覚を取らじ」
 (わたしが仏になるとき、すべての世界の数限りない仏がたが、みなわたしの名をほめたたえないようなら、わたしは決してさとりを開きません)
 (「咨嗟」という言葉も余りなじみがありませんが、『浄土真宗辞典』にたずねますと、「讃嘆の意で、ほめたたえること」とあります。)

 この願が成就されて、私たちの疑う心を取り除いていただき念仏を信じる堅固な心をいただいたのだから、私たちは阿弥陀さまのご恩をこころにいただきそれに報いるようにするべきだ、と示していただいています。
 この「金剛心」という言葉にたいして、親鸞聖人は次の左訓を付しておられます。
 「コムガウハヤブレズタダレズウゲズ(金剛は破れず爛れず穿げず)」
 ダイヤモンドのように堅固で破壊されない信心、阿弥陀さまからいただいた信心のことを指しておられます。

(写真は、ハコネウツギの花です。こちらも今時分に花期にあたる植物です)

 前回ウツギが登場しましたが、今回はハコネウツギという植物です。名前からすると近い仲間のように思われますが、前回のウツギはアジサイ科、今回のハコネウツギはスイカズラ科と科も違う間柄ということになります。
 このハコネウツギの特徴は、最初は白い花がだんだんと赤く変わっていくところです。
 たまたまこの土曜日のNHKの「チコちゃんに叱られる」という番組でこのハコネウツギが取り上げられていました。花の色が変わるのは、受粉を済ませた花は赤くなり、昆虫の注意を白い受粉の済んでいない花の方に向けるという子孫を残す戦略だったようです。初めて知りました。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に新しい記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください) 
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