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438.山口教区門徒総代会全体会

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 5月29日山口別院で山口教区の門徒総代会全体会が開催され、総代の井上啓志さんと出席しました。

 この門徒総代会は山口教区の寺院の門徒総代さんを会員として、「自ら聞法にはげみ、相互の親睦提携を密にし、伝道に協力する体制を整えるとともに、寺門の護持発展に寄与することを目的」(会則第2条)として結成された組織です。
 全体会は毎年1回開催されるもので、当日は次の内容で実施されました。

 1.開会式
  『讃佛偈』のお勤めのあと、久保会長および中村教務所長よりご挨拶をいただきました

 2.全体会
  以下の報告がおこなわれました
  ・平成29年度活動報告、会計報告、会計監査報告
  ・新役員
  ・平成30年度活動方針、会計予算

 3.講話、質疑応答
  山陰教区 鹿足組誓立寺の朋澤智弘住職より「~念仏者の生き方~」を講題にお話しをいただきました

 4.閉会式
  
 ご講師のお話しで印象に残っていることを記しておきます。
 (ご講師の朋澤師は、平成26年の壽福寺の降誕会にご出講いただいた方です。懐かしくお話を聞かせていただきました)

 ご講師は、現代の環境の中でどのようにしてみ教えを伝えていくのかという、共通の難しい課題があると話されました。

 ご講師のお寺は山間部のお寺だそうです。寺の近くにおられたご門徒さんが「町に」出られて3代目になっているご家庭が多くなっているというお話がありました。2代目までの方でしたら、お寺で遊んだりお参りをしたり、という体験があるのでしょうが、3代目となるともうそれもない世代になっているという現状だということです。全く同じ状況だなあ、と思いながらおききしていました。

 そのような環境の変化の他に、み教えを伝えることを難しくしている原因の一つとして、「自主性を重視する教育」を指摘しておられました。
 押しつけではなく、自分で考え「AとBのどちらがよいか」自分で判断するようにという指導が行われてきたという指摘です。そうすると、「理屈を考えず言うとおりにやれ・・」といった一方的な指導は避けなければならないということになりますが、その結果、例えば「躾(しつけ)」という、いわば「形から入る」ことの価値や意味が通じなくなるということが起こります。
 お仏壇の前に座って合掌するというようなことも、この流れの中で、「AかBか」の選択の対象となっているということになるのでしょうか。「強要」ではなく、自分の姿で示して大切なことを伝えるという、難しいけれども必要なことを続けなければならないと改めて思いました。

 ご講師がご門主のご親教「念仏者の生き方」に触れて話しておられたことも印象に残っています。
 私たちは、命終わるときまで煩悩具足の存在ですが、「しかし、それでも仏法を依りどころとして生きていくことで、私たちは他者の喜びを自らの喜びとし、他者の苦しみを自らの苦しみとするなど、少しでも仏さまのお心にかなう生き方を目指し、精一杯努力させていただく人間になるのです。」と、私たちが変わっていいくのだ、とご門主は教示されています。
 ご講師は、私たちが少しづつでも変わっていかなければならない、というご門主のご教示は「厳しいお言葉」だとされていました。この私たちが変わる姿が、前の「み教えを伝える」姿にもなるのではないかとも思いました。

 当日、配布された資料に「山口教区門徒総代会理事 アンケート」という資料がありました。次の設問について総代会の理事(各組の総代会長)から出された解答が記載されています。当然のことながら共通した問題が多いのですが、他の寺院で行われている工夫についても知ることができる資料でした。
 1.所属されている寺院の状況について
  ・今行われている寺院活動で「これはよいことだから、これからも続けていきたい」と思われること
  ・「これは心配だから、ぜひ改善しなければ」と思うこと
  ・寺院の10年後の状況を考えたとき、「心配になる」こと
 2.あなたの所属されている組の状況について
  ・組の総代会として、これからも重点的に取り上げたい研修テーマは
  ・組の10年後の状況を考えたとき、「心配になる」ことがあれば
 3.山口教区門徒総代会研修で取り上げてほしい内容やテーマ

 ご講師のお話しに戻りますが、隠岐島の海士町(あまちょう)の港にある看板のことを紹介されていました。島に着いた人が最初に目にするもので、そこには「ないものはない」と大書されているのだそうです。
 後で調べてみたのですが、これは同町の宣言でロゴマークにもなっているということで、次の2つのことを宣言したものだということです。
 ・無くてもよい
 ・大切なことはすべてここにある
 他と比較して、あるいは昔を思い出して、あれがない、これがない、と嘆くことをやめよう、ないと思っているけどその中に大切なものが残っていることに気づくこう、と大切なことが言われていると感じさせる「宣言」です。

(写真は、ハナミズキです。いずれも4月中頃に撮影したものです)
 前々回、ヤマボウシを取り上げましたが、ハナミズキも同じミズキ属に分類されます。ヤマボウシが清楚な印象を持っているのに対して少し妖艶(?)な花です。アメリカ原産の植物で、日本からアメリカに桜(ソメイヨシノ)が贈られた返礼として1915年にアメリカから贈られ日本での栽培が始まったということです。
 別名は、アメリカヤマボウシです。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)
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