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434.『阿弥陀経』を読む(67)「弥陀経讃(2)」

20180521バイカモ   20180521バイカモ2

 今回は、親鸞聖人が『阿弥陀経』に説かれたみ教えを讃嘆された「弥陀経和讃」の2首目になります。

 「第2首」 恒沙(ごうじゃ)塵数(じんじゅ)の如来は 万行(まんぎょう)の少善(しょうぜん)きらひつつ 名号不思議の信心を ひとしくひとへにすすめしむ

 「訳文」 数限りない仏がたは、さまざまな行を修めて得られるわずかな功徳を退けて、思いはかることのできない名号のはたらきによる信心を、みな同じく、ひとえにお勧めになる。

 仏教は私たちがさとりを開いて仏にならせていただく教えなのですが、その道のりについて様々なものが説かれます。しかし、親鸞聖人は、信心をいただいて南無阿弥陀仏の名号一つを称えること以外のすべての行は、私たち自身の力に頼む自力の修行であると、退けられます。
 「万行の少善」について、『注釈版聖典』の脚注では「念仏を多善根多功徳というのに対し、その以外のあらゆる行(万行)を少善とする。」と説明されています。

 この和讃をお読みすると、『阿弥陀経』の中でお釈迦さまが「舍利弗・不可以少善根・福德因縁・得生彼国」(舎利弗よ、わずかな功徳を積むだけでは、とてもその国に生まれることはできない。 )と説かれたところ、『阿弥陀経』を読む(44)、を思い出します。
 この「少善根」は「量的にわずか」ということ以外に、「劣った」という意味もあると学びました。我が力に頼る自力の行もまさしく「少善根」でした。
 
 このように親鸞聖人は、ガンジス河の砂の数ほどの多くの仏方が、口をそろえて少善根の諸善万行を捨てて、大善根である名号を称えるようにと、勧められている、と私たちに説かれています。

(写真は、バイカモという植物です。)

 前回、真宗出雲路派の本山毫摂寺さんをご紹介して思い出した植物です。
 毫摂寺さんの近くを流れる冷水の清流でこのバイカモ(キンポウゲの仲間です)の花を見ることができます。水中でも花を咲かせる植物です。バイカモは冷たい流水の中でないと生育できない植物で、水温の高い西日本ではごく限られた川でだけ確認されているのだそうです。
 会社の工場に「ばいかも寮」という独身寮がありました。最初はてっきり「バイカモ」という名前の鴨があるのだと思い込んでいましたが、お聞きしたら「梅花藻(バイカモ)」で、大笑いでした。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)

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