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431.重点プロジェクト推進のための学習会

円プトラ(黄)   20180511SDGsロゴ

 去る5月7日、山口別院で「重点プロジェクト推進のための学習会」が開催され、参加しました。

 この学習会は、平成30年度より「御同朋の社会をめざす運動(実践運動)」が第3期に入るのにあたって、改定事項を含めて取り組みについて理解を深めるために開催されたものです。

 当日は、次の内容で進められました

1.報告(重点プロジェクト推進室 宇野部長)
(1)『「御同朋の社会をめざす運動(実践運動)」総合基本計画・重点プロジェクト』の改定
  重点プロジェクトの推進期間を、役職者の任期との整合性を持たせるために、第3期の今年度は2年(平成30,31年度)となります。併せて、ご親教『念仏者の生き方』および『伝灯奉告法要御満座の消息』の趣旨を体したものとして、『念仏者の生き方』を踏まえた宗門全体の「実践目標」が定められました。
  
(2)『「御同朋の社会をめざす運動(実践運動)」総合基本計画・重点プロジェクト』の実践目標
 重点プロジェクトの実践目標として、次の目標を設定し、宗門全体が一体感をもって取り組まれます。
  <貧困の克服に向けて~Dana for World Peace~>-子どもたちを育むためにー
 これは、ご門主がご親教の中で、人類の生存にかかわる困難な問題の一つとして「経済格差」を指摘されていることを承けて、実践目標として設定されました。経済格差は、特に弱い立場にある子どもたちや高齢者に影響を与え、さらには紛争やテロの要因ともなっています。このような現状を踏まえ、より多くの方々が参画できる取り組みとして、この実践目標が設定されたという報告がありました。

2.学び(浄土真宗本願寺派総合研究所 岡崎上席研究員)
 岡崎上席研究員からは、次の内容の説明をいただきました。
 ・新たな「実践目標」策定までの経緯
 ・世界の貧困問題
 ・国内の貧困問題ー「子どもの貧困」
 ・さまざまな支援の方法

 この説明をお聞きしてこれまで気づかずにいたこと、認識していなかったことも多いことが分かりました。
 例えば、子供の13.9%(7人に1人)が貧困状態にあるということ、相対的貧困率では、日本は先進国の中で(悪い方から)5番目といったデータが示されましたが、この状況については認識が不足していました。
 家庭の貧困は、子どもの教育に影響を及ぼし、貧困が再生産され、人格形成に影響を与えることが予想され、その結果社会が層分化されることにつながるという指摘も印象に残っています。

 子どもの貧困に対しては、所得保障や生活保障などの「予防」と教育支援、食事支援などの「ケア」という対策があるという説明をいただきました。このうち、「ケア」にあたる部分について、寺院が地域社会として役割を果たすせるという指摘もいただきました。

3.協議
 教区や組での実践運動・重点プロジェクトの推進とのかかわりで、意見交換がなされました。
 会場の出席者から、貧困の問題は経済のグローバル化の中で発生、拡大している、という指摘がありました。その根本部分について手を打たずに、結果としての貧困問題にいわば「対症療法的」に対処しようとしているのではないか、という指摘です。世界経済の拡大の中で、どのように貧困の問題を取り扱うのか、非常に重い問題だと感じています。
 その観点から、上記の「予防」に相当する部分、つまり貧困の根底にある問題や戦争と平和の問題について、宗門としてメッセージを発するべきだという意見が今回も出されました。

 当日の説明と協議をお聞きして感じたことなのですが、この実践目標を承けて組として組の実体を踏まえてどのように活動に結びつけるのかという点も、今後の検討課題だと感じました。

(左は、「御同朋の社会をめざす運動(実践運動)」のロゴマーク、右は国際連合のSDGs:持続可能な開発目標)のロゴマークです)

 右のロゴマークには、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」など、世界を変えるための17の目標が記されています。ご門主も今年の御正忌報恩講のご親教の中で、このSDGsを取り上げられ、宗門としても趣旨に沿った取り組みを進めたいと表明されていました。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に新しい記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)
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