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37.ご存知ですか(4):お盆


20140804ハス

 「ご存知ですか」のシリーズではこれまで「浄土真宗の教章」について学んできましたが、本日は一旦中断して「お盆」をテーマにします。

 お盆は正月と並んで、私たちの重要な年中行事の一つになっています。
 日本の各地で、お盆の行事として迎え火や送り火、精霊流しなどの行事が行われており、茄子や胡瓜で馬や牛を模したものを作って供えるというようなことも行われてきました。
 京都の大文字焼きなど五山の送り火もお盆の行事として行われていて、京の夏の風物詩の一つになっています。

 これらの行事は、ご先祖の霊がお盆の時期に帰ってこられるという言い伝えから行われているようです。迎え火や送り火はご先祖が迷われないようにと道を照らし、茄子や胡瓜はご先祖の乗り物として供えられると言います。
 しかし、ご先祖がお盆の時期に帰ってこられる、という考えはもともと仏教にはなかったようで、古くから日本にあった信仰が仏教のお盆の行事と結びついたものだと考えられています。

 浄土真宗のお盆では、他の宗派とは違って迎え火や送り火などをしませんし、茄子や胡瓜の乗り物も供えません。

 なぜでしょうか?
 私たちの浄土真宗では「阿弥陀如来のご本願のはたらきにより、信心をいただいた人はこの世に縁が尽きた後には、かならず阿弥陀如来のお浄土に往生しさとりを開いて仏となり、その後この世に還って私たちを導いて下さる」と示されています。

 私たちのご先祖は、お盆の間だけ霊となって帰って来られるのではなくて、阿弥陀如来とご一緒にいつも私たちを見守っていただいています。私たちが、阿弥陀如来のことを忘れてしまっている間も、ご先祖のことを考えていないときも、いつも私たちを見守っていただいているのです。
 
 お盆は、このようにみ仏のみ教えを私たちにお伝えいただいたご先祖のご恩にお礼申し上げ、阿弥陀如来のお救いにお礼申し上げる大切なご縁なのです。

(写真は、宇治市にある「三室戸寺」というお寺で撮影したハスです)

 ハスは、汚れた泥の中にありながら花や葉はその汚れに染まらないところから、古来仏の清浄なることを象徴する植物とされてきました。ちょうどお盆の頃に花を咲かせます。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)
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