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32.浄土真宗の教章(2)

20140718聖人像

 前回は、教章の全体の構成を見ましたが、今回(以降)はもう少しくわしくその教章の内容を見て行きたいと思います。
 なお、この記事を作成するに当たっては、教章が改訂されたときに発行された『「浄土真宗の教章(私の歩む道)」を理解するために』という資料を参考にさせていただきました。

 教章は次の内容で始まっています。

  宗名 浄土真宗
  宗祖 親鸞聖人(ご開山)
      ご誕生 1173年5月21日(承安3年4月1日)
      ご往生 1263年1月16日(弘長2年11月28日)
  宗派 浄土真宗本願寺派
  本山 龍谷山 本願寺(西本願寺)

 ○ご承知の通り、私たちの浄土真宗のみ教えを開かれた「宗祖」は親鸞聖人です。私たちは「ご開山聖人」ともお呼びしています。
  (『領解文』に「ご開山聖人ご出世のご恩、」と記されているのもその例です)
  聖人は800年以上前の平安時代末期にお生まれになり、90年の生涯にわたって阿弥陀如来の本願を私たちにお示しいただいた方です。
  2012年は聖人の750回の大遠忌(聖人の50年ごとの年忌)に当たり、本山への参拝など皆さんのご記憶にも新しいことと思います。

 ○次に「宗名」ですが、「浄土真宗」という宗名は親鸞聖人がお付けになった宗名ではなく、もともとは教えの内容をあらわした名なのです。
  聖人の主要な著書である『教行信証(顕浄土真実教行証文類)』の「教巻」に、聖人は
   「大無量寿経 真実の教 浄土真宗」
  と記されています。つまり、浄土真宗は『大無量寿経(仏説無量寿経)』そのものを表していると示しておられるのです。

 ○私たちの宗派の名称は「浄土真宗本願寺派」といいます。
  この「浄土真宗本願寺派」というのは、宗教法人法に基づく宗派の正式の名称です。
  親鸞聖人のみ教えを受け継いだ宗派として「真宗十派」と呼ばれる宗派があります。
  私たちの浄土真宗本願寺派の外に、大谷派、高田派、仏光寺派、興正派、木辺派、出雲路派、誠照寺派、三門徒派、山元派の九派があり、この十派で真宗教団連合を結成し聖人のみ教えを広めています。
  私たちの宗派は「浄土真宗本願寺派」ですが、他の九派は「真宗大谷派」のように、「真宗」を冠して宗名とされています。

 ○私たちの宗派の本山は、一般には西本願寺の名前で呼ばれることが多いのですが、正式には「龍谷山本願寺」といいます。
  この「龍谷」という山号は、かつて本願寺が最初に聖人の廟所として建立された地、京都東山の豅(「谷へん」に「龍」を付して「おおたに」と読みます)にちなんで命名されました。これは「龍谷大学」や「龍谷大学付属平安高校」など宗門付属の学校の名称としても親しい名前になっています。

 ○宗派の「浄土真宗本願寺派」と本山の「本願寺」との関係は、本願寺(本山)の住職が宗派(宗門)の門主に就任するとされています。今回の法統継承においても、専如さまは本山本願寺の住職に就任されることによって、宗門の門主にも就任されたということになります。
  また、宗派と一般寺院などの関係では、宗派としての「浄土真宗本願寺派」が本山本願寺や直轄寺院(東京の築地別院)、直属寺院(各地の別院など)および一般の寺院(壽福寺もその一つです)を包括するという形になっています。

(写真は、壽福寺の親鸞聖人の御影です。ご本尊に向かって右の厨子にお納めしてあります)

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)

 
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