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362.『阿弥陀経』を読む(38)

20170915ムクゲ    20170915ムクゲ2

[御文] 舍利弗・於汝意云何・彼仏何故・号阿弥陀 (しゃりほツ・おにょいうんが・ひぶツがこ・ごうあみだ)

[訓読] 舎利弗、なんぢが意(こころ)においていかん。かの仏をなんがゆゑぞ阿弥陀と号する。

[訳文] 舎利弗よ、そなたはどう思うか。なぜその仏を阿弥陀と申しあげるのだろうか。

 これまで、お釈迦さまはお浄土が極楽と呼ばれる所以とその荘厳(すがた)を説いてこれられましたが、今回以降は阿弥陀さまについて説いていかれます。

 お釈迦さまは、まず舎利弗さんに「なぜその仏を阿弥陀と申しあげるのだろうか」と問いかけられます。

 そして、これは次回以降になりますが、お釈迦さまは舎利弗さんの答えを待たずにその理由を説き起こされます。
 以前学びましたように、お釈迦さまは、極楽浄土について説かれるにときも、「彼土何故・名為極楽(かの土をなんがゆゑぞ名づけて極楽とする。)」とご自身で問いを発せられて、その後ただちにそれに答える形でお話しを進められました。

 そのようなことから、この『阿弥陀経』を「無問自説」(他からの問いに答えるのではなく、自ら進んで説かれる)の経とお呼びます。そのようなことから、このお経はお釈迦さまが一番私たちに伝えられたかったことだという意味で、お釈迦さまの「出世本懐」が説かれたお経だとお受けしています。
 そして、「舎利弗よ、舎利弗よ」と何度も何度も呼びかけられていますが、それは私たちに「分かってくれよ」と呼びかけ続けておられることなのだと、改めて受け止めたいと思います。

 『阿弥陀経』は、前回と今回の間で一区切りとなります。
 ご法事などで『阿弥陀経』をお読みする場合は、前回の最後の部分は「次第にゆっくり」と読まれ、その後、鐘を3回打って、今回の「舎利弗・・・」以下の部分に入ります。

 少し脇道にそれますが、ご法事で『阿弥陀経』をお読みする前に、お経の内容にも興味をもっていただきたいと、このお経について少し話をするようにしています。
 その際に、お経から迷子になったとき(どこを読んでいるのか分からなくなったとき)には、この区切りのところで待っていてください、とお話しすることがあります。区切りで鐘が鳴ってみんなと合流できますよ、と、ちょっと肩の力を抜いていただけるかもしれません。(ちなみにもう一か所の待合わせ場所は、後の「若一日、若二日・・・」のところです。)

(写真は、ムクゲの花です。)

 以前に芙蓉(酔芙蓉)の花を載せましたが、ムクゲも同じアオイ科フヨウ属の植物で、やはり夏季に白あるいはピンクの花を咲かせます。ガクの中心部分が赤くなっているものが多いようです。ムクゲ(槿)はお隣の韓国を代表する花とされていますが、インドや中国が原産地だそうです。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください。)
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