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361.『阿弥陀経』を読む(37)

20170911パイプオルガン   20170911パイプオルガン2

[御文] 譬如百千種楽・同時倶作・聞是音者・皆自然生・念仏念法・念僧之心・舍利弗・其仏国土・成就如是・功德荘厳
    (ひにょひゃくせんじゅがく・どうじくさ・もんぜおんしゃ・かいじねんじょう・ねんぶツねんぽう・ねんそうししん・しゃりほツ・ごぶツこっくど・じょうじゅにょぜ・くどくしょうごん)

[訓読] たとへば百千種の楽(がく)を同時にともになすがごとし。この音(こえ)を聞くもの、みな自然(じねん)に仏を念じ、法を念じ、僧を念ずるの心を生(しょう)ず。舎利弗、その仏国土には、かくのごときの功徳荘厳を成就せり。

[訳文] それは百千種もの楽器が同時に奏でられているようであり、その音色を聞くものは、だれでもおのずから仏を念じ、法を念じ、僧を念じる心を起こすのである。 舎利弗よ、阿弥陀仏の国はこのようなうるわしいすがたをそなえているのである。

 お釈迦さまは、前回、お浄土の「そよ風」が宝の並木や宝の網飾りを揺らして美しい音楽となるのだと、説かれました。今回お釈迦さまは、その音は、たくさんの楽器が同時に奏でられているようであって、その音色を聞くものは、おのずから仏法僧の三宝を念じる心を起こすのだと説かれます。
 「そよ風」が起す音楽ですから、美しく繊細な音のような印象を持ってしまいますが、たくさんの種類の楽器が同時に奏でられていてなおかつ調和のある音、ですから、これは身体を包み込むような圧倒的な音楽のように思われます。それゆえに、この音はそこにいる人々の身体を揺り動かし、心に響きわたり、仏法僧の三宝を念じるようにはたらきます。

 もう10年以上前になるのですが、築地本願寺で仏前結婚に出席したことがあります。その時に築地本願寺のパイプオルガンの音を初めて聴きました。
 パイプオルガンの多様な音色、建物全体が楽器であるかのように圧倒するようでいながら調和の取れた音、そのただ中に私たちがいるという感覚を持ったことを思いだしました。お浄土の音楽というのはこのようなものなのでしょうか。

 『阿弥陀経』は今回の場所で、一区切りとなります。

 これまでの部分で、お釈迦さまは、阿弥陀さまのおられるお浄土のすばらしさを、宝樹、宝池、天楽・金地・天華そして化鳥・微風の荘厳として、目に見え、耳に聞こえるようにお説きいただきました。そしてそのことを通じて、私たちにお浄土のことを思い、お浄土に生れることを願うようにとお示しいただきました。

(写真は、築地本願寺のパイプオルガンです。)

 以前に自身で撮った写真があったのですが、行方不明で、やむを得ずネットからお借りしました。
 パイプオルガンは、本堂の中央入り口の左右の上部に置かれています。1970年に寄贈されて設置されたとお聞きしました。
 毎月最終金曜日の12:20から「ランチタイムコンサート」という演奏会が開かれ、平日にもかかわらず、多くの方が聴きにこられるということです。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください。)
     
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