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356.『阿弥陀経』を読む(35)


20170825ブッポウソウ
    20170825コノハズク

[御文] 舍利弗・其仏国土・尚無三悪道之名・何況有実・是諸衆鳥・皆是阿弥陀仏・欲令法音宣流・変化所作
     (しゃりほツ・ごぶツこくど・しょうむさんまくどうしみょう・がきょううじツ・ぜしょしゅちょう・かいぜあみだぶツ・よくりょうほうおんせんる・へんげしょさ)

[訓読] 舎利弗、その仏国土にはなほ三悪道の名すらなし。いかにいはんや実あらんや。このもろもろの鳥は、みなこれ阿弥陀仏、法音を宣流(せんる)せしめんと欲(おぼ)して、変化(へんげ)してなしたまふところなり。

[訳文] 舎利弗よ、その国には地獄や餓鬼や畜生の名さえもないのだから、ましてそのようなものがいるはずがない。このさまざまな鳥はみな、阿弥陀仏が法を説きひろめるために、いろいろと形を変えて現されたものにほかならないのである。

 前回、お釈迦さまは、お浄土の鳥たちは罪業の報いとして鳥に生まれたのではないと説かれました。お浄土には地獄や餓鬼や畜生というものがないからだとされました。
 そして今回、お釈迦さまはお浄土には地獄、餓鬼、畜生という名もないのだから、実体としての地獄、餓鬼、畜生というものもありえるはずがないのだと説かれます。お浄土は、地獄や餓鬼や畜生といった概念も実体もない、どこまでも清らかな地だということを私たちに示していただいています。

 阿弥陀さまは、さとりを開かれる前、法蔵菩薩の時に48の願をおたてになりました。その第一の願は「わたしが仏になるとき、わたしの国に地獄や餓鬼や畜生のものがいるようなら、わたしは決してさとりを開きません」という願でした。私たちはこの願を「無三悪趣の願」とお呼びしていますが、阿弥陀さま(法蔵菩薩)はまず、地獄、餓鬼、畜生というもののないお浄土を建立したいと願われたのです。
 気の遠くなるような永い修行を経て、阿弥陀さまは48の願を成就され、さとりを開かれたのですから、そのお浄土に三悪道がありえるはずがないのだということになります。

 次いで、お釈迦さまは、お浄土の鳥たちは、法を説き聞かせるために阿弥陀さまが現されたものだと説かれます。阿弥陀さまは、鳥たちの美しく雅な声によって法を伝えられ、鳥たちのその声を聞いたものは、おのずから仏、法、僧の三宝を念じる心が生まれてくるのだと、お釈迦さまは私たちに示していただいているです。

***今回の記事、一時掲載したのですが、原因不明で記事の内容が消えてしまいました。再度掲載をしましたが、遅くなりました。***

(今回の写真は、2つの鳥です。ウイキペディアからお借りしています)

 といっても、お浄土の6種の鳥ではありません。
 左の鳥は、ブッポウソウ(仏法僧)と呼ばれる鳥です。森で、「ブッポウソウ、ブッポウソウ」と鳴く鳥がいて、このブッポウソウがその声の主だと考えられていたのだそうです。それで、ブッポウソウという名前をもらったのですが、その後この鳥は「ゲッゲッゲッ」という鳴き声しか出さないことが分かったということです。
 それで、「ブッポウソウ」の主を探したところ、ミミズクの一種のコノハズクの鳴き声だということが判明したそうです。昭和10年のことだったと、ウイキペディアにありました。右の写真がそのコノハズクです。
 この情報は今回初めて知りました。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください。)
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