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347.『阿弥陀経』を読む(30)

20170724ハマユウ  20170724ハマユウ2

[御文] 即以食時・還到本國・飯食経行・舍利弗・ 極楽国土・成就如是・功德荘厳
    (そくいじきじ・げんとうほんごく・ぼんじききょうぎょう)

[訓読] すなはち食時(じきじ)をもつて本国に還(かえ)り到りて、飯食(ぼんじき)し経行(きょうぎょう)す。

[訳文] そして食事の時までには帰ってきて、食事をとってからしばらくの間はそのあたりを静かに歩き、身と心をととのえる。

 (「舍利弗・ 極楽国土・成就如是・功德荘厳」の部分は、339.『阿弥陀経』を読む(26)と同じ御文ですので省略します。)

 前回お釈迦さまは、お浄土の菩薩方は花を盛った器を捧げ持ち多くの仏方を供養されると説かれましたが、菩薩方はそののちに食事をとられてしばらくはそのあたりを静かに歩まれるのだと説かれます。

 この「飯食」というのは食事のことで、「食時」は食事をする時ということになります。
 当時のお釈迦さまの仏教教団では、200を超えるたくさんの戒律が定められていたと学びました。その戒律の中に「不非時食戒(ふひじじきかい)」というさだめがあったのだそうで、これは、「ときならぬ時」に食事をしてはならないということです。その「ときならぬ時」というのは正午から翌日の暁までのことだとお聞きしましたので、当時のお釈迦さまの教団では食事は午前中に限られいてということになります。本日の御文はそのお釈迦さまの教団の姿を表したものになります。

 「経行」は『浄土真宗辞典』によりますと、「心身を整えるために、一定の場所を静かにめぐり回ること」とされています。辻本師の『阿弥陀経のことばたち』によりますと、「一定の距離を直線的にゆっくり反復往来するのだそうで、織物の経(縦糸)のように往来するから、「経行」というのだという説もある」とされています。
 食事の後に、菩薩方がゆっくりと思索しながら静かに歩んでおられる姿が思い浮かべられる部分です。

 前回と今回で、お釈迦さまはお浄土の菩薩方の姿を描かれることにより、お浄土の静かで穏やかな情景を私たちにお示しいただいています。

(写真は、角島のハマユウの花です。)

 7月20日に近くに行く用件があり足を伸ばしてきました。ハマユウは下関市の「市の花」に指定されています。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)
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