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339.『阿弥陀経』を読む(26)

20170626ササユリ  20170626ササユリ2

[御文] 舍利弗・極楽国土・成就如是・功德荘厳 (しゃりほツ・ごくらっこくど・じょうじゅにょぜ・くどくしょうごん)

[訓読] 舍利弗、極楽国土には、かくのごときの功德荘厳(くどくしょうごん)を成就せり。

[訳文] 舍利弗よ、極楽世界はこのようなうるわしいすがたをそなえているのである。

 お釈迦さまは、極楽浄土には四つの宝で飾られた七重の欄干、七重の羅網、七重の並木(宝樹)と八種の功徳をそなえた水を満たし、金の底と宝物で飾られた階道および楼閣を持ち、大輪の蓮の花を咲かせる池(宝池)があるのだと、その素晴らしさをお話しになりました。

 そのうえで、本日の部分になるのですが、お釈迦さまは、お浄土が「このようなうるわしいすがたをそなえている」ともう一度その素晴らしさを伝えられています。

 この「功徳」「荘厳」ということばはよく目にしますが、『浄土真宗辞典』に尋ねてみますと、
 「功徳」は「善き性質。すぐれた徳性」という意味と、「福徳。善行の結果として得られる果報」という意味があるとされていました。今回は、前者の意味ではないかと思います。
 一方、「荘厳」は「うるわしく身や国土を飾ること」と「仏壇や寺院の本堂などにおいて尊前を装飾すること」とされています。こちらでも前者の意味となるでしょう。
 中村元氏は「功徳」は「特徴、特相」、「荘厳」は「あしらい」の意味だと記されていました。この「あしらい」は、「装飾などを配する」というような意味のようです。
 いずれにしても、お釈迦さまは、お浄土が美しく、素晴らしい姿をしていると説かれています。

 『阿弥陀経』の中では、この後も「成就如是・功德荘厳」という言葉が登場するのですが、そこには、舎利弗さんに(ということは、私たちに)お浄土のうるわしさ素晴らしさ示して、お浄土に生まれることを願い求めてほしいというお釈迦さまの願いがこめられているように思います。

(写真は、ササユリです。)

 先日、6月22日に周南市鹿野の長野山で撮影しました。自生しているササユリを見たのは初めてでした。
 ササユリは漢字で書くと笹百合、葉が笹に似ている所からこの名前になったそうで、ピンクがかった良い香りの華麗な花を持っていました。日本固有のユリで、日本を代表するユリだということです。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)
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