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338.『阿弥陀経』を読む(25)

20170623蓮華台   20170623蓮華台2

[御文] 池中蓮華・大如車輪・青色青光・黄色黄光・赤色赤光・白色白光・微妙香潔
     (ちちゅうれんげ・だいにょしゃりん・しょうしきしょうこう・おうしきおうこう・しゃくしきしゃっこう・びゃくしきびゃっこう・みみょうこうけツ)

[訓読] 池のなかの蓮華は、大きさ車輪のごとし。青色(しょうしき)には青光(しょうこう)、黄色(おうしき)には黄光(おうこう)、赤色(しゃくしき)には赤光(しゃっこう)、白色(びゃくしき)には白光(びゃっこう)ありて、微妙香潔(みみょうこうけつ)なり。

[訳文] また池の中には車輪のように大きな蓮の花があって、青い花は青い光を、黄色い花は黄色い光を、赤い花は赤い光を、白い花は白い光を放ち、いずれも美しく、その香りは気高く清らかである。

 極楽浄土の素晴らしさを説かれた2番目の「宝池の荘厳」は既に学びましたように、
  ・八功徳水 ・金でできた池底 ・四宝でできている池の階道 ・七宝でできている楼閣
 という姿が描かれていました。

 今回、お釈迦さまは、その池中に咲き香る蓮の花について説かれます。

 蓮華は淤泥華(おでいけ)とも呼ばれて、泥の中に生れながらそれに染まらず清らかな花を咲かせることから、煩悩から解脱してさとりをひらくことを表し、仏法を表すものとされています。
 『無量寿経』には、優鉢羅華(うはらけ:青蓮華)、 鉢曇摩華(はどんまけ:紅蓮華)、拘物頭華(くもずけ:黄蓮華)、分陀利華(ふんだりけ:白蓮華)の蓮華登場し、これらの中でも、白蓮華は蓮華の中でも最も高貴なものとされています。
 お正信偈でも、「是人名分陀利華」と、阿弥陀仏のご本願を信じる人は汚れのない白蓮華、だとされていることを学びました。

 そのようなことから、仏や菩薩の像の多くは蓮の花を模した台(蓮台あるいは蓮華台)に坐す姿に描かれることが多いということです。

 お釈迦さまは、極楽浄土の蓮の花の大きさは車の車輪ほどもあり、しかも青色、黄色、赤色、白色の四色で、それぞれが四色の光を発するのだと説かれます。
 これは、一つひとつの花がそれぞれの色を持ち、それぞれの光を放っているということを表しているのだとされています。瓜生津師はこのことを「このようなすべての存在が、そのままの姿において、ともにひかりかがやいている世界が浄土といわれるのであって」とそれぞれが個性をもち、それでいながら全体が調和されている世界だと示されています。

(写真は、蓮華台です。)

 左は以前にも使わせていただいた法界寺の阿弥陀如来のお像、右は寺の阿弥陀如来のお像です。
 左では蓮の花弁はたて方向には一列に重ねられ(「吹き寄せ」と呼ばれるのだそうです)ていますが、右では互い違いに重ねられ(「魚鱗葺き」と呼ばれるのだそうで)ています。
 ネットの情報では、一時期平安時代には「吹き寄せ」式が多かったそうですが、それ以前と以後は「魚鱗葺き」が多く使われたのだそうです。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください) 
  
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