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310.『阿弥陀経』を読む(11)


20170317ウメ1
  20170317ウメ2

 少し間が空きましたが、「阿弥陀経を読む」に戻ってまいりました。

[御文] 如是等・諸大弟子  (にょぜとう しょだいでし)
[訓読] かくのごときらのもろもろの大弟子、
[訳文] ・・・・などの弟子たちであった。

 前回までのの「阿弥陀経を読む」で、お釈迦さまの説法を聞かれた16人のお弟子さんが紹介されていましたが、今日はその最後の部分です。(今日の部分は「・・などの弟子たちであった。」だけですから、前回の記事の最後に入れておいた方がよかったなあ、と今思っているところです)
 いずれにしても本日の部分で、お釈迦さまの16人のお弟子さんの紹介は終わりになります。

 少し話は戻りますが、前回の『阿弥陀経』の記事で、中村元氏が訳された『仏弟子の告白』という本をご紹介をしました。岩波文庫から発行された本で、1982年に第1刷が発行され、今回入手しましたのは第25刷で2016年10月5日発行となっていました。発行以来34年、継続して読者があるのだとそのことにも感銘をうけました。

 少しずつ読んでいるところですが、ちょっとその内容をご紹介しましょう。
 「あとがき」によりますと、この本の原典は『テーラガータ(長老の詩)』というパーリ語で書かれた聖典(三蔵の中の経蔵)に含まれているもので、他の経典のように漢語やチベット語に訳されたものはないのだそうですが、南アジアの仏教国ではひろく拝読されているということです。

 内容は、お釈迦さまのお弟子さんである修行僧が自身で語られた言葉(詩文)やその方について語った言葉(詩文)で、合わせて1279の文が収められています。その内には、修行僧の心の内、悩み迷い救いを求める心、お釈迦さまに出遭った喜びなどがつづられています。
 修行僧一人ずつについて詩文を記すという形で記載がされているのですが、残されている詩文の数が1つだけの人が最初に取り上げられ、続いて詩文が2つの人、3つの人、と最も多いヴァンギーサという人については70を超える詩文が載せられています。

 『阿弥陀経』の説法を聞かれた16人のお弟子さんに関わる文を探してみましたが、実は、まだ16人のお弟子さん全員に関する文を見つけることができずにいます。

 その中で、「知恵第一」と称された舎利弗さんに関する文をご紹介します。舎利弗さんについては37の文が載せられていますが、まず、舎利弗さんご自身の言葉です。
 「(おのが)罪過(つみとが)を指摘し、あやまちを告げてくれる聡明な人に会ったならば、その賢い人につき従えーー隠してある財宝のありかを告げてくれる人につき従うように。」
 「わたしは師(ブッダ)に仕えました。ブッダの教えを実行しました。重い荷をおろしました。迷いの生存にみちびくものをねだやしにしました。」
 「怠ることなく、つとめ励めよ。これが、わたしの教えさとしである。さあ、わたしは、円(まど)かなる安らぎに入ろう。わたしは、あらゆることがらについて解脱している。」
(舎利弗さんはお釈迦さまが入滅される前に亡くなられたと伝えられます)

 次は、舎利弗さんについて語られた言葉です。
 「頭を剃り、重衣をまとった智慧第一の長老ウパティッサ(サーリプッタ)は、樹の根もとで瞑想する。」
 「思考をなさない境地に達した、完全にさとった人(ブッダ)の弟子は、つねに貴き沈黙を具現している。」
 「大いなる智慧あり、心の安らぎに達し、(ブッダに)従って(真理の教えの)輪を回す長老(サーリプッタ)は地と水と火に等しく、染まらず汚されない。」

 高潔な人格で自身にも厳しい人だったのではないか、と思われる文です。

(写真は、小河内地区のウメです。昨日通りかかって撮りました)

 「紅梅、白梅図」と行きたかったのですが、紅梅の方はちょっとピンボケになっています。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に新しい記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)
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