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299.『阿弥陀経』を読む(7)

201702062迦旃延         201702061迦葉

「御文」「訓読」 摩訶迦葉・摩訶迦旃延・摩訶倶絺羅 (まかかしょう まかかせんねん まかくちら)
「訳文」 摩訶迦葉(まかかしょう)・摩訶迦旃延(まかかせんえん)・摩訶倶絺羅(まかくちら)

 前回に続いて、お釈迦さまの説法を聞かれたお弟子さん方のお名前が続きます。今回は3人のお弟子さんです。

 摩訶迦葉さんは、お釈迦さまの十大弟子の一人で大迦葉とも呼ばれる方です。(前回の摩訶目犍連さんもそうですが、「摩訶」という言葉は、「大」という意味を表す言葉だとお聞きしました)
 辻本氏の『阿弥陀経のことばたち』によりますと、王舎城近くのバラモンの生まれで、求道心が強く出家の決意を固めておられたのですが、無理に結婚させられたのだそうです。ところが、その奥さんも出家を熱望されていて、両親の死後に二人は揃って出家されたということです。
 お釈迦さまが入滅された後に開かれた最初の仏典編集会議(第一結集:けつじゅう)を主催された方でもあります。
 衣食住について最低限の生活をし煩悩をふるい落とす修行(頭陀行:ずだぎょう)に徹され「頭陀第一」と称されました。

 続く摩訶迦旃延さんは、アヴァンティという西インドの国のバラモン出身の方です。辻本氏の紹介では、アヴァンティ国の国王の使いで、お釈迦さまを迎えるために祇園精舎に行かれた際にお釈迦さまの説法に感激されて弟子となられた方だそうです。
 やはり十大弟子の一人で、お釈迦さまの教えを広く詳細に説いた第一人者ということで、「論議第一」と称されました。

 摩訶倶絺羅さんは、舎衛国のバラモンの生まれで、舎利弗さんの弟とする説や、舎利弗さんの叔父で長爪梵志(ちょうそうぼんし:学業が成るまで爪を切らないと誓いをたて、十数年爪を切らなかった人)と呼ばれた人とする説、あるいは舎利弗さんとは関係がない人だとする説があるそうです。
 弁舌に優れ、「問答第一」と称された方です。
 
 最後に少し横道にそれますが、頭陀袋というものがあります。「ずたぶくろ」と濁らずに読むこともありますが、先に出てきた「頭陀行」と結びつくのだと初めて気づきました。頭陀袋は本来はこの頭陀行を行う行者が携行用に用いた袋だったのだそうです。
 現在では、どのような袋をそう呼んでいるのでしょうか?運搬用に雑多なものを入れる袋?
 仏教起源を持つ言葉が現代の日常生活に生きているという一例でもあります。

(写真の左が摩訶迦葉さん、右が摩訶迦旃延さんの図です)

 今回も棟方志功氏の版画(板画)「釈迦十大弟子」からお借りしています。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)
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