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296.『阿弥陀経』を読む(5)


20170127羅漢1
   20170127羅漢2  

「御文」 皆是大阿羅漢・衆所知識 (かいぜだいあらかん しゅしょちしき)
「訓読」 みなこれ大阿羅漢なり。衆に知識せらるる。
「訳文」 これらはみな世に知られた徳の高い阿羅漢であって、

 お釈迦さまのみ教えをお聞きした人々についての情報が続きます。「聴衆」は皆さん「大阿羅漢」だったと伝えています。

 この「阿羅漢」は、『浄土真宗辞典』によれば、「尊敬されるべき人。拝まれるべき人。供養を受けるにふさわしい人。修行を完成し煩悩を滅し尽くした聖者。涅槃のさとり入り、再び迷いの世界に生を受けない人」とされています。
 もともとは、仏を意味していたのですが、後には仏弟子の到達する最高の階位を意味するようになったということです。

 『阿弥陀経のことばたち』という辻本敬順氏(お正信偈でお世話になった『レッツ正信偈』の著者でもあります)の著書があります。『阿弥陀経』に出てくる言葉について説明していただいている本で、今回もお世話になっております。
 辻本氏によれば、「大乗仏教では、阿羅漢は個人的なさとりに満足している小乗仏教の修行の完成者であるとして、「仏」や他人の救済を目指す「菩薩」とは区別されるようになった」とされています。

 お釈迦さまのみ教えを護持することを誓った「十六羅漢」や、お釈迦さま滅後の最初の結集(けつじゅう)に参加した「五百羅漢」のようにお釈迦さまの優れたお弟子さんを意味する言葉です。
 この『阿弥陀経』でも、今回に続いてみ教えを聞いた「阿羅漢」の方々が紹介されています。

 この「阿羅漢」は略して「羅漢」とも呼ばれるのですが、私たちにも近しい言葉になっています。
 「五百羅漢図」という絵を見たことがありますし、ラカンマキ(羅漢槙)という木もあります。
 また浄土真宗ではありませんが、他宗のお寺では羅漢さんの像(亡くなられた方を偲ぶような)を寄進するというようなことが行われているようです。

(写真は、京都嵯峨野の愛宕念仏寺の境内の羅漢像です)

 天台宗のお寺で「あたぎねんぶつじ」と読むのですが、別名は「千二百羅漢の寺」、たくさんの羅漢像を見ることができます。右の羅漢さんは文鳥を頭に載せています。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)
 
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