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218.お正信偈を読む(42):依釈段(19)/曇鸞讃(6)


20160429ドウダンツツジ1
    20160429ドウダンツツジ2

 曇鸞大師を讃えられた偈文も最後の部分になりました。
「御文」 必至無量光明土 諸有衆生皆普化 (ひっしむりょうこうみょうど しょうしゅじょうかいふけ)

「訓読」 かならず無量光明土(むりょうこうみょうど)に至れば、諸有(しょう)の衆生みなあまねく化(け)すといへり。

「訳文」 はかり知れない光明の浄土に至ると、あらゆる迷いの衆生を導くことができる」と述べられた。

 前回、私たちはこの世で信心をいただいたならば、身は迷いの中にありながら仏のさとりをいただくことができるとお示しいただきました。

 このように私たちは阿弥陀如来のお力によってお浄土にいたることができ、さらには同じく迷いの只中にある衆生をさとりに導くことができると述べられた、と聖人はお伝えいただいています。
 前者を往相回向、後者を還相回向とお呼びしていますが、いずれも阿弥陀如来のご本願のはたらきによるものだと、曇鸞大師は示されました。
 無量光明土というのは、阿弥陀如来の本願によりあらわれたお浄土のことと伺いました。限りない光明が輝いている国土を表しています。

 これまで、6回にわたって曇鸞大師の示された教えを学んできました。
 七高僧の第一祖龍樹菩薩は仏教には難行道と易行道とがあって、阿弥陀如来の本願に添う道は易行道であることを示されました。
 第二祖の天親菩薩はこれを承けて、他力の一心こそ往生にいたる道であることを示され、さらに迷いの世界に還って人々を救うのだと示されました。
 そして、曇鸞大師はこの私たちが救われ、また迷いの世界に還って衆生を救うという働きは、一つにかかって阿弥陀如来のご本願の働きによるものだということをお示しいただいたのです。
 曇鸞大師の発揮が「顕示他力」とされ、浄土真宗の大切な柱となるみ教えにつながるものです。

 親鸞聖人は、『高僧和讃』で七高僧の示された教えを讃嘆されていますが、その110首強の和讃のうち曇鸞大師を讃嘆された和讃の数が一番多く34首に登っています。善導大師を讃える和讃が次いで多く26首となっていて、聖人がこのお二人を特に大切に思われていたことが感じられます。

(写真は、ドウダンツツジです)
 ちょうど今頃一番きれいな時期に当たります。また、秋には鮮やかな紅葉も楽しめる植物です。
 右はサラサドウダンという種類で神戸市の「六甲高山植物園」で、左は同じ神戸の「相楽園」で撮影しました。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に新しい記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)
 
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