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152.お正信偈を読む(24):依釈段(1)

20150911七高僧 


 5月1日以来久し振りに「お正信偈を読む」に戻ってきました。
 前回までに、お釈迦さまが説かれた『仏説無量寿経』によって阿弥陀如来のお救いの力を讃嘆された部分(「依経段」とお呼びしています)について学んできました。

 今回からは、「依釈段」と呼ばれる部分に入ります。親鸞聖人は、これからの76句の中で七人の高僧方(「七高僧」あるいは「七祖」とお呼びしています)が伝えられたみ教えを讃嘆されました。
 本日はその最初の4句で、「序讃」と呼ばれる部分です。

「御文」 印度西天之論家 中夏日域之高僧 (いんどさいてんしろんげ ちゅうかじちいきしこうそう)
     顕大聖興世正意 明如来本誓応機 (けんだいしょうこうせしょうい みょうにょらいほんぜいおうき)

「訓読」 印度(いんど)西天(さいてん)の論家(ろんげ)、中夏(ちゅうか)日域(じちいき)の高僧、
     大聖(だいしょう)興世(こうせ)の正意を顕(あらわ)し、如来の本誓(ほんぜい)、機(き)に応ぜることを明かす。

「訳文」 インドの菩薩方や中国と日本の高僧方が、
     釈尊が世に出られた本意をあらわし、阿弥陀仏の本願はわたしたちのためにたてられたことを明らかにされた。

 御文に出てきます、「印度西天」というのはインドのことで、「中夏」は中国、「日域」は日本を表します。
 また「論家」は論書(経の意味を明らかにする論)を著した菩薩を示します。
 「機」は、「法・教法」に対して法によって救済される衆生のことで、訳文にありますように私たちのことになります。

 親鸞聖人は、インドで説かれたお釈迦さまのみ教えを遠く日本にまで伝えられた大切な高僧として、次の七人の方々を選ばれ尊崇されました。

  インド:龍樹菩薩、天親菩薩
  中国 :曇鸞大師、道綽禅師、善導大師
  日本 :源信和尚、源空(法然)聖人

 お釈迦さま以来約1500年の間、多くの方々がみ教えを学び伝えられたのですが、聖人がこの七人の方々を特に選ばれ大切にされたのは次のようなことによると伝えられています。
 それはこれらの方々が、
  ○自身が阿弥陀如来の本願の信じ、念仏に生きられた
  ○撰述された聖典がある
  ○阿弥陀如来の本願の救いを強調された
  ○発揮(独自の教義展開)がある

 次回以降で、親鸞聖人がお正信偈の中で七高僧についてどのように讃嘆されているのか、ということについて学びたいと思います。

(写真は、寺の七高僧の御影です。この軸は、通常は阿弥陀如来に向かって左の余間(よま)にお掛けしています)

 上段右が龍樹菩薩、左が天親菩薩。中段中央が曇鸞大師、左が道綽禅師、右が善導大師。下段左が源信和尚、右が源空聖人です。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に新しい記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)

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