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136.お釈迦さま(12):説かれた法(7)


20150717霧1
  20150717霧2

 私たちはこれまでに、お釈迦さまが初めて説かれたみ教えの中で示された「四諦」について学んできました。

 四諦によってお釈迦さま次の4つの真理を私たちのお示しいただきました。
  私たちの人生の真相は苦であり、その苦の原因が煩悩であるということ。
  人生の苦を滅した状態が涅槃であり、その涅槃を実現する道が八正道であること。
  
 そこで今回は、この八正道について学びたいと思います。
 道諦の内容を具体的に表したものが八正道ですが、これは次の8つを指します。また、滅諦という聖なる真理に至るものであるところから「八聖道」ともいわれます。

 正見(しょうけん):正しい見解
  正しい見方、考え方という意味で、仏教の根本原理や理法に従った正しいものの見方ということになります。
  次の正思惟から正念までで、この正見に達するための具体的な実践が示されていると伺いました。
 正思惟(しょうしゆい):正しい思考
  正見に合致するように心に思うことで、正しい意思、正しい思索ということです。
 正語(しょうご):正しい言語活動
  正見にかなう正しい言葉という意味で、うそを言わない、他人の悪口を言わないこと、さらには自他共に喜べる言葉や優しい言葉をなども示すものだと伺いました。
 正業(しょうごう):正しい行為
  身の行いを正見に一致させることで、邪悪な行いをしないということです。  
 正命(しょうみょう):正しい生活
  正見にかなった積極的な生活という意味で、正しく清められた生活に生き抜くこと伺いました。
 正精進(しょうしょうじん):正しい努力
  正見にかなった積極的な努力ということで、智慧(さとり)の理想を実現するための懸命な努力を意味していると伺いました。
 正念(しょうねん):正しい憶念
  正見にかなった正しい意識を持ち、理想目的を忘れないこととされます。常に正しい反省と注意力をもって、その念(おもい)を失わずに生活することと伺いました。
 正定(しょうじょう):正しい精神統一
  「定」というのは禅定座禅(ぜんじょうざぜん)のことだと伺いました。精神をひとところに集中し統一することで、これによって初めて真実の智慧に目覚め、涅槃のさとりを得ることができるのだと伺いました。

 このようにお釈迦さまは、人生の実相をあるがままに見る正見が禅定という実践によらなければならない、ということをお示しいただきました。そして、その正見のために現実の生活の中で展開されたのが正思惟から正念の6つだということになります。

 この8つの道はどの一つをとっても私たちには困難な道だということが実感されます。
 親鸞聖人は、私たちは煩悩に囚われ一生それから逃れることができない存在だとお示しいただきました。そして、そのような私たちでも阿弥陀如来は間違いなく救っていただけるとお教えいただきました。

 そのように煩悩と一体で生活している私たち、自分の力ではどうしてもこの煩悩を断ち切ることができない私たちでも、そのことに甘えることなく、少しでも、一歩でもお釈迦さまが示された道に沿って進めるよう日々努めることが大切なことだと改めて思います。

(写真は、7月14日の霧です)

 寺の周辺では昼前まで深い霧につつまれていました。ただ伊佐の町に「降りて」みましたら霧はありませんでしたので、寺の周辺の山間部だけだったようです。
 寺へ続く道に沿った竹林はバイオマス燃料の実験用に一部が伐採されていますが、霧がかかってこのような風景になりました。
 蜘蛛がかけた巣にも細かい霧がかかって、打ち上げられた花火(?)のような姿を見ることができました。細かい霧がかかってこのような光景が見られたのではないかと思いますが、自然の造形の偶然の出会いでしょうか。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください
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