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133.お釈迦さま(11):説かれた法(6)


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 お釈迦さまが私たちにお伝えいただいた4つの真理の後2つです。

滅諦(めったい):人生の苦を滅した境地が、涅槃であるという真理
 お釈迦さまは、私たちの苦の真の原因が煩悩にあるとお示しいただきましたが、その苦の原因である煩悩が全て滅した状態が「涅槃(ねはん)」と呼ばれる世界だとお示しいただいています。

 この「涅槃」という言葉は、原語である梵語の「ニルバーナ」(吹き消すこと、吹き消されている状態)を音訳したものだと教えていただきました。一切の煩悩が吹き消されている状態、悟りの世界を表す言葉で、「滅度(めつど)」「寂滅(じゃくめつ)」と意訳されます。
 古い経典に「すべての貪欲の滅尽、瞋恚の滅尽、愚痴の滅尽、これを称して涅槃という」という言葉があるということですので、まさしく3つの代表的な煩悩が吹き消された状態、絶対安住の無苦安穏の状態が涅槃ということになります。

 ここでもう一度お釈迦さまが修行されていた時のことを思い返します。
 当時の修行者の目指すところはこの涅槃であったのですが、この涅槃に到達する主要な方法として、「修定」(心の動揺を鎮める修行)と「苦行」(肉体によって心の平安が乱されないように肉体の力をそぐ修行)とが行われていたといいます。
 お釈迦さまはその修定、苦行両方の修行に取り組まれましたが、そのいずれによっても絶対のさとりをえることができないと考えられて、苦行を捨てて新しい道を開かれました。

 この涅槃に至り本当のさとりを得る方法が、4つ目の真理の「道諦」です。

道諦(どうたい):苦を滅して涅槃を実現する道が八正道(はっしょうどう)であるという真理

 これは、苦を滅して涅槃のさとりを得る実践を八正道として具体的にお示しいただいたものです。

 この八正道については次回で学びたいと思いますが、先の医師が患者に対している例でいいますと、この道諦は「病を知って対治する」、滅諦は「病から回復させ再発させない」という働きに当たります。

 また、お釈迦さまが示された4つの真理は、は私たちの苦の原因とその結果、その原因を滅する方法とその結果を表したものということができます。

(写真はまたまたアジサイです)

 神戸市の摩耶山のアジサイです。
 摩耶山という名前は、この山にある「天上寺」にお釈迦さまの母上の摩耶夫人(まやぶにん)の像を安置しているところから名づけられたと伝えられています。
 標高は700メートルほどですが、神戸の市街から近く四季を通じて人気の山歩きコースになっています。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください
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