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131.お釈迦さま(10):説かれた法(5)


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 お釈迦さまが説かれた四つの真理「四諦」の2番目は「集諦」です。

集諦(じったい):人生の真相が苦である、その苦の原因は、煩悩であるという真理

 お釈迦さまは最初に「人生の真相は苦である」と示されましたが、その苦の原因は私たちが逃れることが難しい「煩悩」にあると仰います。
 煩悩とは、「心身を煩わせ、悩ませる精神作用の総称で、衆生はこうした煩悩によって業を起こし、苦報をうけて迷界流転する。」(『浄土真宗辞典』)とされます。

 集諦の「集」は「招き集める」という意味で、結果を生じるために集まった原因のことをいうのだとお聞きしました。
 私たちの心身を煩わせ、悩ませる様々な煩悩が集まってそれが私たちの苦につながっているのだということとなります。

 私たちが持つ煩悩の代表的なものとして、「三毒」というものがありました。『浄土真宗辞典』には三毒について次のように記されています。
  貪欲(とんよく):むさぼり・我欲のことで、自己の好む対象に向かってむさぼり求める心をおこすこと
  瞋恚(しんに) :いかり・腹立ちのことで、憎しみ怒り、心が安らかでないこと
  愚痴(ぐち)  :真実の道理に無知なこと
 この3番目の「愚痴」の説明にある「真実」というのは、私たちの分別を超えた絶対の真理、さらには如来の願心やはたらきのことを表します。愚痴というのは「これらについて無知なこと」で「無明」とも称されます。

 この3つの煩悩が私たちの苦の原因だとお釈迦さまは言われます。
 そのいずれにおいても、自分を中心にものを考え、むさぼり、奪い、怒り、不満や不安に囚われ、うごめいていて、私たちを包んでいただいている法(阿弥陀如来の願)に気付くことのない私たちの姿が見えてきます。

 前回と同様に、医師と病める患者の関係に例えると、「苦」という私たちが生きている限り逃れることのできない病いの真の原因が「煩悩」にあるのだと診断されたことになります。

(写真は、今度もアジサイの仲間になりますが、コアジサイという植物です)

 コアジサイ(小紫陽花)も一般のアジサイと同じアジサイ属の仲間ですが、他のアジサイに見られるような「装飾花」と呼ばれる(大きな)花を持たないところが特徴で、「両性花」と呼ばれる小さな繊細な花だけを持っています。
 日本のみに自生する植物で、この時期六甲山でよく見かけられる植物です。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に新しい記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)
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