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128.お釈迦さま(8):説かれた法(3)

20150619飯盛山夕日

 前回、「中道」の実践により私たちは両極端を排して正しいものの見方を得ることができるということを学びました。
 この中道は、そのような状態に「身を置く」ことを示しているというのではなくて、そのような「実践を行う」ことと理解することが必要だと思います。あくまで正しい実践の道、真理の実践の道、だということです。

 お釈迦さまはその内容を5人のお弟子さんに初めて説かれた「初転法輪」でお示しになりました。これはお釈迦さまのみ教えの根幹にあたるもので、私たちは「四諦八正道(したいはっしょうどう)」とお呼びしています。

 まずその「四諦」について学びたいと思います。

 漢和辞典で調べてみますと、この「諦」という字は「つまびらかにする」「つまびらか(審)」「まこと(真理)」「さとり(悟)」という意味を表す字とあり、「てい」「たい」「だい」と読まれます。
 現代では「諦念」「諦める」など「あきらめる」という意味に使われていることが多いようですが、「あきらめる」という意味に使用するのは日本だけなのだそうです。これは初めて知りました。

 「四諦」の「諦」は上記の意味の中では「真理」「悟」の意味で、「四つの真理」という意味になります。お釈迦さまは、その四つの真理を次のように示されました。
  「苦諦(くたい)」 :人生の真相は苦であるという真理
  「集諦(じったい)」:人生の真相が苦である、その苦の原因は、煩悩であるという真理
  「滅諦(めったい)」:人生の苦を滅した境地が、涅槃であるという真理
  「道諦(どうたい)」:苦を滅して涅槃を実現する道が八正道であるという真理

 この「四諦」は、お釈迦さまの当時の医師が病める患者に対する姿を表したものだ、とお聞きしたことがあります。
 それは、この四諦が医師の次のような働きに対応しているということです。
 1.医師は、まず診察によって患者の病状を正しく把握します
 2.次に、その病の根源となる原因を明らかにします
 3.その結果により、適切な治療を施して病からの回復を図ります
 4.最後に、病の再発を防ぐ手立てをおこないます

 まさしく、お釈迦さまはこの四つの真理をお示しいただき、病み苦しむ私たちに、その原因を明らかにしそれに囚われることなく生きていく道を示していただいたことになります。

(写真は、大阪府の飯盛山から見た夕日です。)

 飯盛山という名前の山は全国にたくさんあるのだそうですが、この飯盛山は大阪府大東市にあります。標高は314メートルで余り高くないのですが、河内平野に落ちる夕日がきれいだと人気のある山です。近くには楠正行(まさつら)が最後を遂げた四条畷の古戦場があり、山頂には正行の像が建てられています。

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に新しい記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)
 
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