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704.甲斐尚美さんの演奏会のご案内です

20201228チラシs   20201228チラシ2s 

  前回このブログでご紹介しました、志賀麗子さんの娘さん甲斐尚美さんの演奏会の情報をいただきましたので、ご紹介します。

 この演奏会は、「宇部市アートパフォーマーバンク」が提供する「フィジカルディスタンス公演」の第8回公演として行われるものです。このアートパフォーマーバンクは宇部市が設けているもので、宇部市に縁のある高度な文化的知識や技能を持った個人や団体の活動を支援し、また市民に身近にこのような文化的な活動に触れてもらうことを目的とした制度です。

 演奏会の概要は、次の通りです。ぜひご来場を。

1.日時
 2月17日(日)14:00~

2.場所
 宇部市渡辺翁記念会館

3.出演者
 甲斐尚美さん(サキソフォン)、山根一彦さん(パーカッション)、原田礼子さん(ピアノ)、Ototumugiのみなさん(サキソフォン)
 (ゲスト出演者) 安永めぐみさん(バイオリン)

4.演奏曲目
 「リベルタンゴ」、「オブリビオン」、「天の剣」、「マイケルジャクソン・メドレー」 など

5.入場料
 無料ですが、事前予約が必要です。
 予約先:0836-37-2051

(案内のチラシです)

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に新しい記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)

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703.ご門徒さん紹介(13):志賀麗子さん


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  今回の「ご門徒さん紹介」は、宇部市野中の志賀麗子さんをご紹介します。

 志賀さんは、ドラムの演奏を楽しんでおられます。
 ドラム(ドラムセット)は打楽器で、複数の太鼓と金属製のシンバルなどで構成されています。この楽器を両手、両足を使って演奏するのですが、手足がそれぞれに別の動きしなければならず、私は演奏したことがないのですが難しそうな楽器です。
 また、ドラムは他の楽器と一緒に演奏しますが、その場合、演奏のリズムやテンポを決めるという大事な役割を持っています。

 志賀さんがドラムを始められたのは、もう13年ほども前のことです。
 娘さんの(甲斐)尚美さんは、中学生の頃からブラスバンドに入ってサキソフォンを吹いておられ、大学でも音楽を学ばれました。大学卒業後、サキソフォンやピアノの指導をしておられたこともあって、麗子さんもなにか楽器を演奏をしたいと思われたということです。尚美さんがやっておられた管楽器は「息が続きそうもない」ということで、自宅にあったドラムをやってみようということになりました。

 それから指導も受けながら練習を重ねて、尚美さんが指導される生徒さんの発表会などにドラマー(!)として参加されるようになりました。
 11月29日に「アクトビレッジおの」で発表会があったのですが、本番に向けて、ドラムの音を抜いた音源に合わせて練習するなど、工夫をしながら準備をされたということです。
 当日は「I'm Beginning To See The Light」というアメリカのスタンダード曲を演奏されました。いつも「演奏の前には緊張して心臓がドキドキしますが、本番はなんとかうまく行く」という志賀さん、周りの人からは「本番に強いおかあさん」といわれているのだそうです。演奏が終わったあとのスッとした感じが嬉しくて、また次の練習に取り組むのだと言っておられます。

 その練習が大事だと実感したという経験をお聞きしました。
 ある時、演奏していてスティック(ドラムを叩く棒です)を一本取り落したことがあるそうです。幸いにスティックは床には落ちず、志賀さんはドラムにひかかっていたスティックを取り戻して演奏を続けることができました。練習していたおかげで自然に曲の演奏に戻ることができたのだそうですが、ご本人はひやりとされたことだと思います。一緒にピアノを弾いていた人は、志賀さんがスティックを落としたことに気づいて、「これは演奏をやり直さなければいけないかも」と思ったそうですが、志賀さんがうまく途切れさせずに演奏を続けられ、大変感心しておられたそうです。また、演奏を聴いていた人は、志賀さんがスティックを落としたことに気づくこともないようなスムーズな「演奏トラブル」だったようです。
 
 お孫さんもサキソフォンを吹かれるそうで、尚美さんも一緒に三世代で演奏をしたこともあると楽しそうに話しておられました。これからも練習を続けて、毎年2回予定されている演奏会で演奏を続けたい、と意欲満々の志賀さんです、次回の演奏会を楽しみにしています。

(写真左は「アクトビレッジおの」で演奏中の志賀さん、右は尚美さんと一緒の写真です。)

(このブログは毎週2回、月曜日と金曜日に新しい記事を載せる予定ですので、また覗いてみてください)

702.宗会議員選挙が行われました

 
20201221選挙チラシs  20201221選挙手引きs 

 このほど宗会議員の任期満了に伴う総選挙が行われ、組長として初めて経験する選挙となりました。この宗会議員は、宗門(浄土真宗本願寺派)の議決機関である「宗会」の議員をいいます。

 浄土真宗本願寺派が宗門の議決機関として「集会(当時の呼称です)」を開設したのは1881(明治14)年11月のことでした。これは1890(明治23)年に開設された帝国議会に約10年先立つもので、集会の制度を作るに当たって、明治政府とも意思疎通を図りながら行われたと伝えられています。
 その後、様々な変遷を経て、現在では、国の機関である国会と同じく宗門の立法機能を担う機関となっています。

 現在この宗会の議員の定数は、僧侶47名(31教区に34選挙区がありそれぞれに1名から3名が割り当てられています)、門徒31名(各教区1名)となっており、立候補者数が定数を超えない選挙区では無投票ということになります。なお、山口教区は山口選挙区として3名の定数を持っています。
 この宗会の議員選挙は、任期の4年が満了した場合と、宗会が解散された場合に行われると定められており、今回の選挙は任期満了に伴う選挙だったということになります。

 選挙に関わる手続きとしては、年度の始めに選挙人名簿の確認を行いました。
 僧侶の宗会議員については選挙人は僧侶ということになりますので、組内の寺院別の僧侶名簿が組長宛に送付され、各寺院にその内容を確認していただきました。

 その後、11月6日に総長より「僧侶宗会議員総選挙施行にかかる宗告」が出されて、以下の通り今回の選挙の日程が示されました。
  立候補届出受付日 11月26日
  選挙期日     12月11日

 これを受けて、山口選挙区地方選挙管理委員会委員長(今回の選挙では、宇部北組の浄誓寺の鶴山景子住職が委員長でした)より次の告示がなされました。
  立候補予定者事前説明会 11月16日
 また、教区の教務所からは、投票が行われる場合(立候補者数が定数を超える場合)、次の説明会を実施する旨の連絡を受けました
  投票管理者(組長)説明会 11月30日

 11月26日、立候補者が現職の3名である旨地方選挙管理委員会委員長より通知がありました。これにより、僧侶宗会議員については無投票ということになりました。

 これらの通知、告示は組長(投票管理者)宛に行われますので、その都度組内の寺院に情報の伝達を行いました。前回の選挙では、私はこのような通知を受け取る立場でしたから、こういった手順についても意識することもなく終わっていたように思いますが、タイムリーに行うことも含めて手数を要するものだと実感しました。
 また、実際に投票を行うということになりますと、投票実施要領の通知、投票所(組長の寺院になります)の開設、投票所における投票の管理、投票結果の集計・報告などの業務が発生することになり、それぞれ国政選挙並みの厳格さが要請されます。実際に行われることを想定してみたのですが、これはなかなか大変な業務になりそうです。
 ということで、投票に至らずホッとしたという思いがある反面、一度体験してみたかったと両方の感覚です。

 今回の選挙では、折からの新型コロナウイルスの感染拡大への対応として、従来とは違った選挙になりました、といいますか、前回の実態を理解しておりませんので「従来とは違った選挙になったようです」というのが正確?。

 選挙に先立って、「新型コロナウイルス感染症対策/次回の僧侶宗会議員総選挙は投票しやすくなりました。」というチラシが選挙人に配布されました。それによりますと、投票方法として3種類が示されています。
 1.当日投票(従来通り)
  投票所ではウイルス対策を徹底することが記されています。(実際に投票が行われることになれば、ウイルス対策には手間を要しただろうと思われます)
 2.郵便投票(投票制度が一部変更)
  郵便投票の申請を全ての有権者ができるようになったとされています。
 3.期日前投票(新たな投票制度)
  新たに、自分が属する選挙区(教区)以外でも、事前の申請なしで本山の宗務所又は全国の教務所のどこででも投票ができるようになりました。

 コロナ対策を実施するために、今回の選挙を対象にした「新型コロナウイルス感染症の影響による宗会議員選挙特例措置規程」および「同施行条例」が制定され、これらの対策が可能になったということです。

 なお、今回の総選挙では、僧侶議員選挙で5選挙区、門徒議員選挙で2選挙区で投票が実施されたようです。

(図左は、組長(投票管理者)に配布された「僧侶宗会議員総選挙の手引」、右は新しい投票制度を紹介するチラシです)

 この手引きはA5サイズで264ページもあり、投開票が厳格に行われるようにと詳細な手続きが規定されています。投票が行われた選挙区では、コロナウイルス対策も含めて大変だったろうな、と改めて感じたところです。

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701.『唯信鈔』、『唯信鈔文意』を読む(17):名号の讃嘆(9)

20201218雪の竹林s 

 今回から、親鸞聖人が『唯信鈔文意』の中で示された最初の偈頌4句のうちの第4句について学びます。
 もう一度、4つの句を記します。(ゴチックで示した句が第4句です)

  如来尊号甚分明 十方世界普流行
  但有称名皆得往 観音勢至自来迎

 第四句について聖人が『唯信鈔文意』で記された御文の最初の部分と、その現代語訳を記します。

「観音勢至自来迎」といふは、南無阿弥陀仏は智慧の名号なれば、この不可思議光仏の御なを信受して憶念すれば観音・勢至はかならずかげのかたちにそへるがごとくなり。

(「観音勢至自来迎(かんのんせいしじらいこう)」というのは、南無阿弥陀仏は如来の智慧のはたらきとしての名号であるから、この不可思議光仏の名号を疑いなく信じ心にたもつとき、観音菩薩と勢至菩薩は、必ず影がその姿に付き添うように離れないでいてくださるのである。)

 本日の段は、第4句の「総釈」(その心をまとめて説かれた)の段だとされています。
 聖人は、「自来迎」とは、観音菩薩と勢至菩薩が、信心の人に、つねにときところをえらばず、影が形にそって離れないように、いていただくことだと説かれます。

 聖人は、「南無阿弥陀仏」は智慧の名号と記されます。阿弥陀さまの智慧は私たちにははかり知ることのできないもので、それが光となって照らしていただく光明も私たちには知覚できないものですが、私たちに名号として届いていただいている南無阿弥陀仏(の名号)を疑いなく信じ、心に保つときに、観音菩薩と勢至菩薩は私たちに付き添うように、離れずにいてくださるのだと、お示しいただきました。
 この観音菩薩と勢至菩薩について、聖人はこの段の後の部分で、阿弥陀さまが形を変えて現れていただいた姿なのだと、示されます。聖人は、このように名号のおはたらきを讃嘆されます。

 『唯信鈔文意講義』で、梅原眞隆師は、注意しておかなければならない点として、親鸞聖人が、「観音勢至の来迎をば臨終来迎のことと解せず、常随影護の義あるとなされ」た点を挙げておられます。
 親鸞聖人の時代には、信心を持った者は臨終に際して諸仏が来迎し浄土に往生を遂げるのだとされ、その来迎を待つために様々な行がなされたと伝えられています。その来迎を描いた図に紐をつけてそれを手にして臨終を迎えるというようなことが行われていたとお聞きします。
 しかし、親鸞聖人は、この段でも述べられていますように、私たちが南無阿弥陀仏の名号を疑いなく信じ心にたもつとき、阿弥陀さまは必ず私たちに付き添うようにいてくださる、とされました。信心をいただいた私たちは、臨終のときを待つことなく、命ある今、往生は確かなものとなるとされました。

 ここで、昨年の報恩講でのご法話のことを思い出しました。
 ご講師は、「自力の救いは入学試験の結果を待っているようなもの」とたとえられました。自力で積み重ねたその結果は、試験の結果を待っているように私の命が終わる時にならないと分からないものですが、南無阿弥陀仏の名号をいただいた私たちは、いまこの時に救いをいただいているのだというお話しでした。この入学試験のたとえは、印象に残るものでした。

(写真は、今年の初雪の風景です)

 寺から大岩郷に向かう道は、竹林の中を通ります。この程度の雪ですと、「きれいだなあ・・」と眺めることができますが、もう少し降り積もると雪の重みで竹が道に倒れ掛かり、車で通り抜けることができなくなります。
 今年の雪はどの程度になるのでしょうか。

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700.『唯信鈔』、『唯信鈔文意』を読む(16):名号の讃嘆(8)

20201214宇治川紅葉ss 

  引き続き『唯信鈔文意』を学びます。今回から親鸞聖人が示された最初の偈頌の4句の中の第3句に入ります。

 偈頌の4句は、次の通りでした。

  如来尊号甚分明 十方世界普流行
  但有称名皆得往 観音勢至自来迎

 今回の第3句について、聖人は次のように記されています。現代語訳と併せて載せます。

 「但有称名皆得往(たんうしょうみょうかいとくおう)」といふは、「但有」はひとへに御なをとなふる人のみ、みな往生すとのたまへるなり、かるがゆゑに「称名皆得往」といふなり。 
 (「但有称名皆得往」というのは、「但有」とはひとすじに名号を称える人だけが、みな往生するといわれているのである。このようなわけで「称名皆得往」というのである。)

 ここで聖人は、ただひたすら他力の念仏を称する行者のみ、すべて往生することができる、と示されています。自力の雑行に迷う人は往生を得ることはできない、他力の念仏のみが往生の道であり、その道を歩む人はだれもが往生を遂げることができる、といわれます。

 普賢晃壽師はこの部分について、「『五会法事讃』の四句の偈文は第十七願のこころを述べる偈文と考えられる。しかるに唯今の文は、第十八願の他力の専修の称名念仏による浄土往生が説示されている。」と指摘しておられます。
 衆生を摂取する名号が諸仏により讃嘆されることを誓われた第十七願が成就し、それは信心をいただいて念仏申す衆生を全て救いたいと誓われた第十八願とは不離の関係にあり、この4句には第十八願の心も述べられているとされるのです。

(写真は、宇治川畔の紅葉です。)

 紅葉の写真を探して、2002年と随分前になりますが、関西地区にいる高等学校の同窓生と一日宇治を散策した時の写真を見つけました。その時の集合写真を見ていますと、当日参加しておられた先輩のうちお二人がその後ご往生されています。当時のことを懐かしく思い出しました。

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699.新聞版「壽福寺だより」を発行しました


20201211新聞1面  20201211新聞2面 

  新聞版「壽福寺だより」の12月号、新年号の合併号を発行しました。明日からご家庭にお届けします。
 今月号の内容は次の通りです。

〇12月号
 「報恩講をお勤めしました」

 「来年のご年忌のご案内」

 「令和三年の法座の計画です」

〇新年号
 「新年のご挨拶」

 「親鸞聖人御誕生八百五十年・立教開宗八百年慶讃法要」
  慶讃法要をお勤めする背景と計画についてご紹介し、併せてスローガンおよびロゴマークをご紹介しています

 「花フェス2021のご案内です」
 
 「フォトコンテストにご参加を」

 今回は、次のものを新聞と一緒にお届けしています。
 ・「花フェス2021」の案内チラシ
 ・来年4月以降にご年忌を迎えられるお宅にはそのご連絡

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698.来年の法座の計画です

20201207イネs    20201207白鷺s 

  来年の法座の計画ができましたので、ご連絡いたします。
 新型コロナウイルスの感染が終息するのか見通しがたたない状況ですが、必要により対策を行いながらお勤めしたいと考えております。また、感染の拡大の状況によってはやむを得ず変更や休座をするということもありますので、ご承知おきいただきますようお願いします。

〇永代経法要
 日時:3月6日(土) 午前
 ご講師:美祢西組 長楽寺 河野宗致師
 おときを準備します

〇降誕会
 日時:5月3日(祝日) 午前
 ご講師:大津東組 願生寺 蘭哲昭師
 おときを準備します。餅まきを行います

〇夏法座
 日時:7月11日(日) 午前
 ご講師:萩組 浄国寺 杉山恵雄師

〇秋法座
 日時:9月4日(土) 午前
 ご講師:豊浦組 光善寺 二木文生師
 おときを準備します

〇報恩講
 日時:11月7日(日) 午前・午後
 ご講師:白滝組 西楽寺 中山和泉師
 おときを準備します

 今年は、年間5回の法座のうち永代経法要、降誕会、秋法座をやむを得ず休座といたしました。ご出講をお願いしておりましたご講師に、来年もお願いすることといたしました。お誘い合わせてお参りいただきますようお待ちしております。

 また、役員の皆様には、法座の前の草刈りやおときの準備などをお願いしております。ご苦労をおかけし申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

(写真は、以前の秋の様子です。)

 今年はトビイロウンカの被害によって、豊かな刈り入れの時を迎えることができませんでした。来年はこのようなのどかな風景が戻ってきてもらいたいと思います。

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697.『唯信鈔』、『唯信鈔文意』を読む(15):名号の讃嘆(7)

20201204モミジs   20201204モミジ2s  

  引き続き、親鸞聖人が『唯信鈔文意』で取り上げられた最初の偈頌の第2句について学びます。最初の偈頌の4句をもう一度示します。

  如来尊号甚分明 十方世界普流行
  但有称名皆得往 観音勢至自来迎

 第2句「十方世界普流行」について聖人が記された御文の後半部分と現代語訳です。

 「しかれば大小の聖人・善悪の凡夫、みなともに自力の智慧をもつては大涅槃にいたることなければ、無碍光仏の御かたちは、智慧のひかりにてましますゆゑに、この仏の智願海にすすめ入れたまふなり。一切諸仏の智慧をあつめたまへる御かたちなり。光明は智慧なりとしるべしとなり。」
 (そのようなわけで、大乗・小乗の聖人も、善人・悪人すべての凡夫も、みな自力の智慧では大いなるさとりに至ることがなく、無礙光仏のおすがたは智慧の光でいらっしゃるから、この仏の智慧からおこった本願の海に入ることをお勧めになるのである。無礙光仏はすべての仏がたの智慧を集めたおすがたなのである。その光明は智慧であると心得なさいというのである。)

 第2句について記された前半部分で、聖人は、法蔵菩薩が、名号をひろく行き渡らせ、諸仏がそれをほめたたえ、衆生に聞かせたいと誓われた第十七願が成就したことにより、阿弥陀さまの名号は十方微塵世界に広まり、すべての衆生が信じ行じると示されました。

 今回の後半部分では、大乗・小乗の聖人も、善人・悪人もすべて平等に救われる姿について説かれます。その道は、自力の智慧をもってしてはなし得るものではなく、他力の智慧による他はないのだと、されます。
 その他力の智慧の相(あらわれたすがた)が光明である、と親鸞聖人は言われます。阿弥陀さまの智慧は、あらゆる衆生を救いたいと光となって私たちに届いていただいています。

 聖人は、阿弥陀さまの智慧からおこったご本願が大海のごとく深く広いことから、「智願海」とあらわされます。そして、それは第十七願に誓われたように、十方の諸仏方が勧められたものであり、阿弥陀さまの智慧は一切諸仏の智慧をことごとく集めた智慧でもあります。

 前回の部分と併せて伺うと、この第2句では、第十七願で名号を広く行きわたらせ、諸仏が讃嘆させたいという誓いが成就し、その名号、他力の光はあらゆるものをすくうものなのだと示されたことになります。

(写真は、先日の寺の紅葉です)

 裏の畑のそばにあるこの1本は、いつも紅葉が遅れちょうど今頃最も輝いています。この木の葉が落ちると、いよいよ本格的な寒さがやってきます。

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