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88.お正信偈を読む(13):依経段(9)


20150130ご門主親教

 これまで8回にわたってお正信偈の「依経段」の前半を見てきました。
 依経段は、親鸞聖人が「釈尊のまことの教えにしたがい」といわれたように、聖人が阿弥陀仏の徳をお経『大無量寿経』に説かれている教えによって讃嘆された部分です。

 この依経段は21行42句で成り立っているのですが、これまで見てきた前半の9行18句は「弥陀讃」と呼ばれています。今回は、もう一度この前半の部分を振り返っておきたいと思います。

 法蔵菩薩因位時 在世自在王仏所 
 都見諸仏浄土因 国土人天之善悪
 建立無上殊勝願 超発稀有大弘誓 
 五劫思惟之摂受 重誓名声聞十方 
 普放無量無辺光 無碍無対光炎王 
 清浄歓喜智慧光 不断難思無称光 
 超日月光照塵刹 一切群生蒙光照 
 本願名号正定業 至心信楽願為因 
 成等覚証大涅槃 必至滅度願成就

 親鸞聖人はここで、阿弥陀如来がたてられたご本願について讃嘆されました。

 阿弥陀仏の名号のいわれを指す「仏願の生起本末」という言葉があります。
 『浄土真宗辞典』を開いて「仏願の生起」を調べますと、「阿弥陀仏が本願を起こした理由、すなわち自らの力では決して迷いの世界より出ることができない衆生を救うために、本願が起こされたことをいう。」とあり、「仏願の本末」とは、「仏願の因果という意味で、法蔵菩薩の発願修行を本(因)といい、その願行が満足しさとりを成就し、名号となって十方衆生を済度しつつあることを末(果)という。」とあります。

 聖人は、この9行18句の中で次のようなことをお示しいただきました。

 
 「阿弥陀仏は因位の法蔵菩薩であったときに、あらゆる衆生を救いたいと5劫という長い時をかけて思惟を重ねられて48の願をたてられました。それからまた気の遠くなるような長い時間をかけて修行され、ついにさとりを開かれ最も優れた浄土を建立され阿弥陀仏となられました。
 その阿弥陀仏の救いの光は十二光と讃えられる光になって、すべての衆生はその光に照らされています。私たちはこの阿弥陀仏の救いの光の中で、信心を得ることができ、この世に縁が尽きるときに直ちに浄土に往生できるのです。」

(写真は1月15日のご門主のご親教(しんぎょう)の様子です)
 
 親教というのは、ご門主が行われるご法話をいいます。

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87.伝灯奉告法要に関するご消息

20150126号外


 前回の記事でご紹介しました、「伝灯奉告法要についての消息」についてその全文をご紹介します。
 前回ご報告しましたようにこのご消息は1月16日の報恩講のご満座の後に行われた「御消息発布式」(前ご門主、お裏方、前お裏方も臨席されていました)においてご門主から本願寺派総長の石上智康氏に授与される形で発布されました。これを受けて石上総長から「ご消息を拝して」という言葉がありました。

 「去る平成26年6月6日、前門主の跡を承けて法統を継承し、本願寺住職ならびに浄土真宗本願寺派門主として務めてまいりました。ここに法統継承を仏祖の御前に奉告いたしますとともに、あわせて本願念仏のご法義の隆盛と宗門の充実発展とを期して、平成28年および29年に、伝灯奉告法要をお勤めすることになりました。
 阿弥陀如来のご本願は、あらゆる存在を分け隔てなくそのまま救おうとはたらきかけていてくださいます。迷いと苦悩をかかえる私たちは、阿弥陀如来のお慈悲ひとすじにこの身を任せ、真実のさとりの世界であるお浄土に生まれていくべき身にならせていただきます。宗祖親鸞聖人が「そらごとたわごと」とお示しくださった私たち自身を含む迷いの世界は、何一つとしてたよりになるものはありませんが、ご本願のはたらきの中に生きる私たちは、確かな依りどころを持つことができます。
 科学技術の発達による便利で豊かな生活の追求や欲望の肥大化はとどまることを知りませんが、人々は、そのような豊かさのみを追求することの虚しさに気づきはじめたのではないでしょうか。しかも、核家族化・人口の流動化などによって社会構造は大きく変化し、人間関係は希薄となり新たな悩みや不安を生み出しています。さらに世界に眼を移せば、武力紛争、経済格差、気候変動、核物質の拡散など、人類の生存に関わる課題が露呈しています。これらの傾向は今後一層強くなっていくことと思います。
 私たちは、凡愚のまま摂め取って捨てないとはたらき続けていてくださる阿弥陀如来のお慈悲を聞信させていただき、その有り難さ尊さを一人でも多くの方に伝えることが大切です。それとともに仏智に教え導かれて生きる念仏者として、山積する現代社会の多くの課題に積極的に取り組んでいく必要があります。まさにこのような営みの先にこそ、「自他共に心豊かに生きることのできる社会の実現に貢献する」道が拓かれていくのでありましょう。
 このたびのご法要が、親鸞聖人によって明らかにされた阿弥陀如来の救いのはたらきに依りながら、時代の変化に対応する宗門の新たな第一歩として意義を持つものでありたいと思います。宗門では、親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年に向けて新たな長期計画が策定されます。皆様の積極的なご協力とご参画を心から念願いたします。

平成27年(2015年) 1月16日
龍谷門主  釋 専如」

(画像は、ご消息発布を伝える『本願寺新報』の号外です)
 16日当日境内で配布されたものです。

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86.本山の報恩講にお参りしました

20150123本山報恩講

 1月15、16日の2日間、本山の「御正忌報恩講」にお参りすることができました。
 今年の報恩講は、専如新ご門主がご門主として初めてお勤めになる報恩講でもありました。

 15日(いずれも「御影堂」にて)
  10:00~日中(にっちゅう)法要(「正信念仏偈作法」によるお勤め)
  14:00~逮夜(たいや)法要(「広文類作法」によるお勤め)
        引き続きご門主ご親教
  18:00~初夜(しょや)法要(「正信偈」によるお勤め)

 16日(晨朝以外は「御影堂」にて)
   6:00~晨朝(じんじょう)(阿弥陀堂にて「漢音小経」および御影堂にて「正信偈真譜(*)」)
  10:00~日中法要(「報恩講作法」によるお勤め)
        引き続き、伝灯奉告法要についての御消息発布式
  (*)1月16日の「お正信偈」は真譜で読まれました。

 親鸞聖人は、旧暦の弘長2年11月28日(新暦では、1263年1月16日)に90歳のご生涯を閉じられました。本願寺の第三代覚如上人は、聖人の三十三回忌に当たり聖人のご遺徳を讃仰するために『報恩講私起』を作られ、以来ご命日の法要が報恩講としてお勤めされてきました。
 報恩講は聖人のご苦労を偲びお導きにお礼申し上げる浄土真宗の最も大切な法要として、本山の本願寺では1月9日より16日にかけてお勤めされます。
 ご門徒さんのご家庭でお勤めする「お取越し」、寺や別院などでお勤めする報恩講も、親鸞聖人のご命日にあたってご遺徳を偲ぶ法要として勤修される報恩講です。

 16日の日中法要で今年の報恩講の法要は終わり(「ご満座」と申します)ましたが、それに引き続いて御消息発布式(ごしょうそくはっぷしき)が行われました。
 この「御消息」といいますのは、ご門主が示される手紙形式の文書のことで、親鸞聖人のご消息や、蓮如上人の御文章なども御消息になります。
 現在では、ご門主が教義弘通(ぐずう)のため、または特定の事項についてその意思を述べるために発布するもの、とされています。

 今回の御消息発布式では、「伝灯奉告(でんとうほうこく)法要について」の御消息が発布されました。
 その中で、ご門主は「法統継承を仏祖の御前に奉告いたしますとともに、あわせて本願念仏のご法義の隆盛と法門の充実発展とを期して、平成二十八年および二十九年に、伝灯奉告法要をお勤めすることになりました。」と述べられて、法要が両年にわたって修行されることが明らかにされました。
 発布式終了後にこの御消息を伝える『本願寺新報』の号外も境内で配布されました。

(写真は当日の御影堂の様子です)
 1200名を収容できる御影堂に一杯の参拝者でした。

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85.お正信偈を読む(12):依経段(8)

20150119三峰山

 前回に続いて「お正信偈を読む」です。今回は次の2句です。

 「御文」 成等覚証大涅槃 必至滅土願成就 (じょうとうがくしょうだいねはん ひっしめつどがんじょうじゅ)
 
「訓読」 等覚(とうがく)を成(な)り大涅槃(だいねはん)を証することは、必至滅度(ひっしめつど)の願成就なり。
 「訳文」 正定聚の位につき、浄土に往生してさとりを開くことができるのは、必至滅度の願が成就されたことによる。

 前回の2句で、親鸞聖人は、私たちがどのようにして救われるのかをお示しいただきましたが、今回の2句では救われた私たちがどのようになるのかということをお示しいただいています。

 ここには「等覚」と「涅槃」という言葉がでてきます。

 この「等覚」は「等正覚」ともよばれるもので、菩薩の修業が完成の域に達した状態を表していると伺いました。
 菩薩の修業には52段階というたくさんの段階があるとされていますが、この等覚というのはその51段階のことで、ほとんど仏のさとりと等しいという意味です。
 

 ついで「涅槃」の方ですが、これはサンスクリット語の「ニルバーナ」を音写したもので、「滅度」と漢訳される言葉です。すべての煩悩を滅した状態を表します。

 「必至滅度の願」は前に見ました真実五願のうちの第十一願で、次のような内容でした。
  わたしが仏になるとき、わたしの国の天人や人々が正定聚に入り、必ずさとりを得ることがないようならわたしは決してさとりを開きません。

 この2句で聖人は、私たちは阿弥陀仏の一人残さず救うという本願に願われて救われ、ほとんど仏と等しいさとりを得ることができ、あらゆる煩悩を滅して涅槃に至ることができるのだと、お示しいただいています。

 訳文に「正定聚」という言葉が出てきますが、これも「等覚」と同じ意味だとお聞きしました。また、再びもとに戻らないという意味で「不退転」とも呼ばれています。

 親鸞聖人は、私たちは他力の信心を得たならば、ただちにこの世で「正定聚」に住し、命が終わるときに浄土に往生してただちに滅度をさとる、と示されました。
 これを私たちは「現生正定聚」とお呼びしています。この「現生正定聚」のみ教えは浄土真宗の大事なみ教えの一つだと思います。
 といいますのは、同じ仏教でも他の宗派では、衆生は浄土に往生して正定聚に住し、それから滅度をさとると解釈されていることもあるからです。

(写真は、前回に続いて三峰山で出会った霧氷です)
 晴天の太陽に輝いた霧氷です。

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84.お正信偈を読む(11):依経段(7)


 三峰山2 (2)

 「お正信偈を読む」は再度「お正信偈」の御文に戻ります。

「御文」 本願名号正定業 至心信楽願為因 (ほんがんみょうごうしょうじょうごう ししんしんぎょうがんにいん)
「訓読」 本願の名号(みょうごう)は正定(しょうじょう)の業(ごう)なり。至心信楽(ししんしんぎょう)の願を因(いん)とす。
「訳文」 本願成就の名号は衆生が間違いなく往生するための行であり、至心信楽の願に誓われている信を往生の正因とする。

 この2句には、私たちがどのようにして救われるのかが示されていると伺いました。

 第1句の「本願成就の名号」というのは「南無阿弥陀仏」の名号のことで、阿弥陀仏はすべての衆生を救いたいと願われて「南無阿弥陀仏」という名号となって私たちに届いていただいています。

 前回の真実五願の中の第十七願(諸仏称名の願)には、阿弥陀仏は名号一つで衆生を救いたいと考えられ、それを諸仏に認められ、讃えられたいと願われたことがのべられています。

 ここで出てきます「正定業(しょうじょうごう)」は「正しく衆生の往生が決定(けつじょう)するための行業、業因」という意味で、「称名」のことを指します。
 浄土に往生する行について五つの「五正行(ごしょうぎょう)」があって、そのうちの「称名正行」が「正定業」、他は「助業」(じょごう)とされています。

 第2句の「至心信楽の願」というのは、前回見てきましたように第十八願のことで、この願の中心は「至心、信楽、欲生」です。

 親鸞聖人は、『教行信証』の中でこの三つについて次のように記されています。
  「至心と信楽と欲生とは、その言葉は異なっているけれども、その意味はただ一つである。なぜかというと、これらの三心は、すでに述べたように、疑いがまじっていないから真実の一心なのである。これを金剛の真心(しんしん)という。この金剛の真心を真実の信心(しんじん)というのである。」
 聖人は、阿弥陀仏の救いの内容は、この金剛の信心、阿弥陀仏から賜った信心であるとされたのです。この阿弥陀仏から賜った(他力の)信心によって私たちは救われると示されたのです。

(写真は、2006年2月18日の三峰山の景色です。またまた寒そうな写真で恐縮です)
 三峰山(みうねやま)は、奈良県と三重県の県境にある山で、冬には霧氷を見ることができる山です。太陽に輝く霧氷が印象的でした。

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83.浄土真宗のことば(2):真実五願


20150112六甲霧氷

 浄土真宗に「真実五願」という言葉がありますが、今回はもう一度「お正信偈」の御文を離れてこの「真実五願」について見てみたいと思います。

 『浄土真宗辞典』には「真実五願」について次のように説明があります。
  「四十八願のなか、第十七・十八・十一・十二・十三の五願のこと。親鸞は『教行信証』の「教巻」「行巻」「信巻」「証巻」「真仏土巻」において、これらの五願にもとづいた真実の教・行・信・証と真仏土を明らかにしている。」

 前回の記事で、第十八願が阿弥陀仏の本願です、と申しましたが、親鸞聖人はこの本願(第十八願)に誓われている「行」(十念の念仏)、「信」(至心・信楽・欲生の三心)、「証」(衆生の往生)、「真仏土」(阿弥陀仏の成仏)をそれぞれ第十七願、第十八願、第十一願、第十二・十三願に対応させられました。この5つの願を「真実五願」とお呼びしています。
 聖人は、本願の第十八願を展開して他の4つの願も含めた五願に対応させられたということになります。

 この五願のうちすでに見ました第十八願以外の願を見てみますと、次のようになります。

 第十七願(諸仏称名の願)たとひわれ仏を得たらんに、十方世界の無量の諸仏、ことごとく咨嗟して、わが名を称ぜずは、正覚を取らじ。
 「わたしが仏になるとき、すべての世界の数限りない仏がたが、みなわたしの名をほめたたえないようなら、わたしは決してさとりを開きません。」

 
 第十一願(必至滅度の願)たとひわれ仏を得たらんに、国中の人天、定聚に住し、かならず滅度に至らずは、正覚を取らじ。
 「わたしが仏になるとき、わたしの国の天人や人々が正定聚に入り、必ずさとりを得ることがないようならわたしは決してさとりを開きません。」

 第十二願(光明無量の願)たとひわれ仏を得たらんに、光明よく限量ありて、下百千億那由他の諸仏の国を照らさざるに至らば、正覚を取らじ。
 「わたしが仏になるとき、光明に限りがあって、数限りない仏がたの国々を照らさないようなら、わたしは決してさとりを開きません。」

 第十三願(寿命無量の願)たとひわれ仏を得たらんに、寿命よく限量ありて、下百千億那由他劫に至らば、正覚を取らじ。
 「わたしが仏になるとき、寿命に限りがあって、はかり知れない遠い未来にでも尽きることがあるようなら、わたしは決してさとりを開きません。」

 個別の願については別に見ていきたいと思いますが、第十八願、それを開いていえば真実五願によって成就された阿弥陀仏のご本願の力が、私たちを残すところもなく救わずにはおれないと、私たちに向けられているということになります。

(写真は、2008年1月の六甲山の風景です)
 この季節の写真を探したのですが、寒そうな景色で申し訳ありません。でも、この霧氷はみごとでした。

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82.浄土真宗のことば:本願

 
IMGP7432.jpg

 今年最初の「お正信偈を読む」は一旦お経文から離れて、「本願」について学びたいと思います。

 本願という言葉は、私たちの浄土真宗ではよくお聞きする言葉です。本山も「本願寺」とされていることからもこの言葉がとても大切な言葉だということがわかります。

 『浄土真宗辞典』という辞典でこの「本願」を見てみますと次のように記されています。(  )の部分は私の添え書きです。

 「仏が因位の菩薩であったときにおこした因本の願の意。この願には、それが完成しなければ仏にならないという誓いをともなっているので誓願といわれる」(因本の願)
 「また、衆生救済のための根本となる願の意で、阿弥陀仏の四十八願中、特に第十八願を指していう」(根本の願)

 この「因本の願」には「総願」と「別願」の2種類があると教わりました。
 総願はたくさんの菩薩方が共通してたてられた願であり、別願はそれぞれの菩薩に固有の願とされています。到達する目標は共通でも、そこに至る道筋がそれぞれの菩薩によって違うのだと教えていただきました。
 阿弥陀仏が法蔵菩薩のときにたてられた願が四十八願で、これが阿弥陀仏の別願ということになります。

 また、「根本の願」は阿弥陀仏のたてられた48の願のうち、第十八願をもっとも大切な根本をなす願とするものです。
 『無量寿経』にこの第十八願は次のように記されています。
 「設我得仏、十方衆生、至心信楽、欲生我国、乃至十念、若不生者、不取正覚、唯除五逆、誹謗正法」

 これを読み下しますと、次のようになります。
 「たとひわれ仏(ぶつ)を得たらんに、十方の衆生、至心信楽(ししんしんぎょう)してわが国に生ぜんと欲(おも)ひて、乃至(ないし)十念(じゅうねん)せん。もし生ぜずは、正覚(しょうがく)を取らじ。ただ五逆(ごぎゃく)と誹謗(ひほう)正法(しょうぼう)とをば除く」

 その内容は次の通りです。
 「わたしが仏になるとき、すべての人々が心から信じて、わたしの国に生まれたいと願い、わずか十回でも念仏して、もし生まれることができないようなら、わたしは決してさとりを開きません。ただし、五逆の罪を犯したり、仏の教えを謗(そし)るものだけは除かれます。」

 この第十八願は「至心信楽の願」と呼ばれていて、法蔵菩薩が「あらゆる衆生が、信心と念仏とによって浄土に生まれることができなかったならば、私はさとりを開かない」と誓われた願であり、あらゆる人々を一人残らず救わずにおれないと誓われた阿弥陀仏の根本の願ということで、「本願」とお呼びしているのです。

 ここで、第十八願の最後の部分「唯除五逆、誹謗正法」について触れておきたいと思います。
 これをそのまま読むと、「五逆(父や母を殺すなどの5つの重い罪)や誹謗正法の罪を犯した者は、阿弥陀仏の救いの対象から外れて救われることはない」と読まれそうです。
 これについて親鸞聖人は『尊号真像銘文』というご文の中で、「「唯除」といふはただ除くといふことばなり、五逆のつみびとをきらひ、誹謗のおもきとがをしらせんとなり。このふたつの罪のおもきことをしめして、十方一切の衆生みなもれず往生すべしとしらせんとなり。」と述べておられます。
 聖人は、ここではこれらの罪の重さを示してその罪を犯すことのないようにと示されたと受け止められておられます。また、すでにこれらの重い罪を犯した者に対してもなおあわれに思われて、そのような者も救おうとされているのが阿弥陀仏のお救いなのだと示されました。

(写真は、2008年8月10日の伊吹山山頂の夜明けです)
 伊吹山は滋賀県と岐阜県の県境にあり、豊富な高山植物があり夏には夜間登山もできる山として人気のある山です。

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81.今年の行事のご連絡です


20150105白山朝日

 山口教区今年の行事をご連絡します。未定の行事については、追って内容が決まり次第ご連絡することとします。

 山口教区の行事

 ○常例法座:特に記されているもの以外はいずれも山口別院にて13:30より行われます
  1月5日(月) 10:30~元旦会として 講師:山口別院輪番 蔭山 正憲 師
  2月5日(木) 講師:周南組 松巌寺 溪 宏道 師
  3月5日(木) 講師:下松組 勝賢寺 森田 義見 師
  4月5日(日) 講師:豊田組 正法寺 白石 智昭 師
  5月5日(火) 降誕会 講師:大津東組 上原 泰教 師
  6月5日(金) 講師:邦西組 照蓮寺 岡村 謙英 師
  7月5日(日) 講師:白滝組 誓願寺 深野 純一 師
  8月5日(水) 講師:邦西組 専福寺 福田 康正 師
  9月5日(土) 講師:大津東組 明専寺 安部 正道 師
  10月5日(月) 講師:美祢東組 明巌寺 中島 昭念 師
  11月5日(木) 講師:豊浦西組 西方寺 西谷 慶真 師
  12月5日(土) 講師:白滝組 妙久寺 岡 智徳 師

 ○永代経法要
  日時 6月8日(月)、9日(火)、10日(水) 10:00~、13:30~
  講師 安芸教区 広陵東組 妙蓮寺 高橋 哲了 師

 ○報恩講
  日時 11月26日(木)、27日(金)、28日(土) 10:00~、13:30~
  講師 東京教区 群馬組 西福寺 阿部 信幾 師

 ○帰敬式
  日時 11月25日(水) 13:30~

 ○山口教区キッズサンガ
  日時 8月27日
  場所 アクトビレッジおの
  *今年度は、宇部北組が引き受け組として開催します。

(写真は、2010年7月30日の白山山頂の朝日です)
 真夏でしたが、低温と強風で真冬のような寒さでした。

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80.あけましておめでとうございます


20150101穂高朝日

 寒い年明けとなりましたが、明るく新年をお迎えになられましたでしょうか。

 すでに新聞版の「壽福寺だより」ではご連絡いたしていますが、今年の法座を次の通り計画しております。お誘い合わせお参りください。
 なお、それぞれご法話の後に勉強会を予定していますので、ぜひこちらにもご参加ください。

 ○春季永代経法要
  日時 3月14日(土) 10:00~(午前・午後)
  講師 豊田組 清徳寺 尾寺 俊水 師
  その他 お斎をご準備します

 ○降誕会
  日時 5月3日(祝日) 10:00~(午前のみ)
  講師 宇部北組 寶林寺 市川 幸佛 師
  その他 お斎をご準備します。餅まきを予定していますので、お子さん方も是非お越しください

 ○夏法座
  日時 7月11日(土) 10:00~(午前のみ)
  講師 宇部北組 萬福寺 厚見 崇 師

 ○秋法座
  日時 9月6日(日) 10:00~(午前のみ)
  講師 宇部小野田組 正教寺 姫路 紀 師
  その他 お斎をご準備します

 ○報恩講
  日時 11月8日(日) 10:00~(午前・午後)
  講師 美祢東組 明巌寺 中島 昭念 師
  その他 お斎をご準備します

 また、法座以外に次のような行事を予定しております。

 ○総代会
  日時 1月31日(土) 10:00~

 ○念仏奉仕団(宇部北組主催):現在参加者を募集中です
  日時 3月24日(火)~26日(木)(2泊3日)
  内容 大谷本廟参拝、本山清掃奉仕および丹後半島方面の観光など

(写真は、2012年7月29日の穂高の日の出です)
 新年最初の写真は、日の出にしました。

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